脳梗塞や脳卒中という言葉をご存じの人は多い一方、その意味や症状について理解している人は少ないようです。命にかかわることもある脳梗塞や脳卒中について「医療法人脳神経外科たかせクリニック」の高瀬先生に詳しく解説していただきました。
編集部
脳梗塞の梗塞って「詰まり」のことですよね?
高瀬先生
はい。脳梗塞とは、脳の血管の詰まりによって、その先の脳組織や細胞を部分的に死なせてしまう障害のことです。似た用語に「脳卒中」があるものの、卒中とは「突然起こる」という意味です。脳卒中による死亡の約60%は、脳梗塞によるものとされています。
編集部
詰まりというと、血の塊である血栓がイメージされます。
高瀬先生
脳梗塞の原因はさまざまにあるのですが、予防法としてできることは“みな同じ”なので、あまり突き詰めて考えなくてもいいでしょう。要は、脳の血管が詰まって“悪さ”をするということです。詰まりのほか、その手前で血管が破裂することもあります。
編集部
水道管が詰まって破裂するようなイメージでしょうか?
高瀬先生
そうかもしれないですね。もっとも、付随する影響としては破裂のほうが怖いですね。端的に言えば、脳梗塞はピンポイント、対する破裂は、出血が幅広い範囲に渡って起こり、脳神経を圧迫します。脳梗塞とは異なりますが、脳内にある「動脈瘤の破裂」の場合、約3分の1の方がお亡くなりになります。

監修医師:
高瀬 卓志(脳神経外科たかせクリニック)
大阪医科大学卒業。大阪医科大学脳神経外科助手、北野病院脳神経外科副部長、多根総合病院脳神経外科医長などを歴任後の2008年、大阪府大阪市に「医療法人脳神経外科たかせクリニック」開院。脳の病気の早期発見と治療に努めている。医学博士。日本脳神経外科学会専門医、日本脳卒中学会専門医、日本頭痛学会認定頭痛専門医、日本認知症学会専門医。大阪医科大学臨床教育教授。
※この記事はメディカルドックにて【突然起こる「脳梗塞」の前兆とは? 予防法についても医師が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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