心不全の前兆となる初期症状
心不全の初期の症状を下記に挙げます。このような症状が現れた場合には、早めに病院を受診しましょう。
むくみ
心不全の初期の症状として、足背や下腿を中心としたむくみが挙げられます。このむくみは、指で押すと痕が残るようなむくみで、悪化すると体重が数kg増えることもあります。むくみが出現した時には、塩分を制限することが勧められます。しかし、むくみは心不全以外にもさまざまな原因で起こることもあるため、まず原因を精査するために内科を受診しましょう。
運動時の息切れ、動悸
心不全の初期の症状として、今まで問題なかった運動での息切れ、動悸が挙げられます。例えば、坂道や階段などで今までなかった、きついと感じる症状が出たときには心不全を疑い検査を検討しましょう。きついと感じることがあったら、無理に運動をするのではなく、まず内科を受診して、レントゲンや心電図、血液検査で心不全の兆候がないかを検査をすることが大切です。
疲れやすい、倦怠感
心不全の兆候として、疲れやすさや倦怠感が挙げられます。普段通りに生活を送っていても疲れが残ったり、だるさが持続したりしている場合には一度検査を受けましょう。心不全以外の原因も考えられ、まず内科での精査が必要です。
心不全の末期症状
息苦しさ、動悸
特に激しい運動をしなくとも、少し動いただけでも苦しくなったり、動悸が出現したりする時には要注意です。心不全が進行している可能性があります。早めに内科を受診しましょう。血中酸素濃度の測定やレントゲンなどの検査で心不全が考えられた場合には、循環器内科で原因の検査や治療を行います。慢性心不全では、在宅酸素療法と言って自宅で酸素吸入を行い、日常生活を過ごす治療法もあります。末期の心不全では、家族の方のみでは介護が困難な場合もあり、訪問看護師などのサポートを利用することもあります。
起坐呼吸
起坐呼吸とは、横になると呼吸困難がひどくなり、体を起こすと楽になる症状で、心不全の症状として知られています。この症状が出ているときには、心不全が進行している可能性が高く、早急に病院へ行く必要があります。呼吸が苦しくなる症状は、体を起こすと改善するため、息苦しい時には、体を起こして過ごしてください。この症状が出ているときには、なるべく早くに病院へ行きましょう。息苦しさがおさまらない場合には、救急車を呼びましょう。
食欲不振
心不全で全身がむくんでいる場合、腸管も同じようにむくみます。そのため、うまく食事の吸収ができず、消化管運動が悪いために、下痢、嘔気、嘔吐が出たり、腹痛が起きたりすることもあります。また、おなかが張り食欲が低下することも多いです。このような症状では、心不全がかなり進行している可能性が高いため医師へ早めに相談をしましょう。

