
福士蒼汰が主演を務めるドラマ「東京P.D. 警視庁広報2係」(毎週火曜夜9:00-9:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の第6話が3月3日に放送。通り魔事件が発生し、逃亡する犯人の情報が拡散される中、「加害者」家族の個人情報保護と事件解決へ奔走する広報2係の様子が描かれた。(以下、ストーリーのネタバレを含みます)
■街中で通り魔事件が発生…仮面の男は現場から逃走
東京・芝浦駅付近で凄惨な通り魔事件が発生。犯人はサバイバルナイフで男女3人を無差別に切りつけ、レンタカーで逃走した。犯人は顔を仮面で覆っており、人相の特定は困難を極める。
連絡を受けた今泉(福士)ら広報2係の一同は、管轄の芝浦警察署へ向かう。しかし、捜査一課長・北川(津田寛治)から示された情報は曖昧なものだった。レンタカーの契約者・佐野の名前と顔写真は判明していたものの、犯人と断定する決定的な証拠が不足していたためだ。
■ネットで拡散される「加害者」の情報…追い詰められる家族
警察が慎重な姿勢を見せる一方で、ネット上では佐野を犯人と決めつける情報が瞬く間に流出。SNSは「犯人探し」に沸き立ち、別居中の妻・美知子(瀬戸さおり)と娘・香凜(諸林めい)の元には、過激な配信者や野次馬が殺到し、現場は収拾がつかない事態に陥る。
「以前『被害者家族』を守ったように、彼らを守れないのか」と問いかける今泉。しかし、警察という立場では「加害者家族」を公的にメディアから保護することはできない。
「記者は違いますよね。彼らはいつも我々の仕事の範疇にいる」――今泉の強い訴えに突き動かされた安藤(緒形直人)が、佐野家の住所を記したメモを渡す。今泉と熊崎(吉川愛)は現場へ急行。記者・稲田(金子ノブアキ)らの協力を仰ぎ、取材自粛を求めて回るのだった。

■今泉が見つけた違和感…「筆跡」から浮かび上がる真実
美知子の自宅へ招き入れられた今泉と熊崎。娘の字を見た熊崎が「綺麗な字ですね」と褒めると、美知子は「夫は教科書のように美しい字を書く人なんです」と微笑む。
「文字……」今泉はその言葉に違和感を抱く。佐野が娘に送った誕生日カードと、レンタカーの契約書に記された署名。その筆跡は、明らかに別人によるものだった。

■真犯人が浮上…稲田はスクープで取り上げる
今泉から報告を受けた捜査一課の巨椋(吉原光夫)が佐野の職場を調査。すると、素行不良で1ヶ月前に解雇された契約社員・山崎の存在が浮上する。山崎をクビにした上司こそが佐野であり、山崎が逆上していた事実も判明。
新たな容疑者として、山崎を追うことになった警察。事件に巻き込まれている可能性が高いため、今泉は慎重に美智子にそのことを伝える。
一方、捜査一課長・北川のもとに、記者・稲田から連絡が入る。通り魔の犯人が佐野ではなく山崎であること、過去に解雇されて逆上したことがいつの間にかリークされていた。
「22時のニュースに出します」と言う稲田。北川はスクープ潰しのために公開捜査に切り替えるよう指示を出すが、その動きを察知したYBXが、それより早い21時に報道する。

■娘の一言で居場所特定へ 犯人確保、佐野は救出
一刻を争う中、有力な手がかりをもたらしたのは娘の香凜だった。「わかるよ。パパの場所」。佐野は娘からもらった手作りのお守りを肌身離さず持っており、その中には紛失防止用の「サーチタグ」が忍ばせてあったのだ。
位置情報は埼玉を示していた。急行した警察が不審な車両のトランクを開けると、そこには傷だらけで拘束された佐野の姿が。潜伏していた山崎は巨椋に襲いかかるが、激しい格闘の末に確保。佐野は無事に救出された。

■SNSの闇に「現実でも起きかねない怖さを感じた」と視聴者の声 冒頭の伏線回収にも注目
冤罪にも関わらず知らない間に個人情報が晒され、家族が社会的に抹殺されかけるという現代の闇を描いた今回。SNSでは「現実でも起きかねない怖さを感じた」「情報の受け手側のリテラシーが問われる」「本当の“加害者”は無責任に拡散した人たちではないか」といった議論が巻き起こった。
また、冒頭で安藤が飲み会で「スマホをなくさないように」とアナログなストラップを付けていたシーンが、ラストのサーチタグによる救出劇へと繋がる鮮やかな伏線回収に、「まさかあそこが伏線になるとは!」「脚本の緻密さが凄すぎる」と、驚きと称賛の声が相次いでいる。


