●「メットでぼこぼこにした。血だらけにした」
高橋被告人の交際相手の女性も、当時の様子を証言した。
「(強盗事件の前日)高橋被告人は『歩いている人をボコして金を取る』と言っていました。『俺は何もしない、Aにやらせる』とも言っていました」
前日は、祭りの屋台を手伝えば1万5000円もらえる予定だったが、高橋被告人は行くのをやめたという。
事件当日の朝に帰宅した高橋被告人は「メットでぼこぼこにした。血だらけにした」と話したという。また、「ニュースになっちゃった」と笑っていたそうだ。
「高橋被告人『数万円しかとれなかった』と言っていて、『普通に働いたほうがよかったんじゃないか』と思いました」「捕まると思っていなかったので、軽い感じで受け止めていました」(女性)
●少年たちにとっては「ケツモチの先輩」
裁判では、少年たちにとって、高橋被告人と松本被告人がどのような存在だったのかも、明らかにされた。
窃盗事件に加わっていた少年Bは「年上の先輩で『ケツモチ』してくれていた」と供述している。ケツモチとは、少年たちがトラブルになったときに間に入り、おさめてくれることだという。
同じく少年Aも「面倒見の良い先輩で、2人を慕ってよくつるんでいました。2人と過ごすのが本当に楽しかった」と話している。
ただし犯行では「俺たちは前科があるからダメだけど、お前は捕まっても少年院に入って1年で出てこられる」と言われ、実行役を担わされていたと主張している。

