毎日ドリル 脳トレクイズに挑戦

「においだけで無理」は甘えじゃない。単なる好き嫌いではない、味覚・嗅覚が敏感な子どもの“食べられない”理由

摂食障害を発症してしまうケースも

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外食をしようとしても、ふだんからよく行っているお店であれば安心できますが、はじめてのお店では、どんな料理が出てくるのか、どんな味なのか、店内の雰囲気や騒がしさ、隣の席との距離、匂い、温度などがわからないため、不安に感じることがあります。

ASDの特性を持つ人のなかには、慣れていない環境や変化に対して不安を抱きやすい傾向があるため、外食自体が苦手な人もいます。

わが家もそうですが、発達障害を持つ子どもの場合は、食事ひとつでもさまざまな難しさがあるのですよね。

親御さんとしては、食事を用意するたびに悩み、苦労されている方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、いわゆる好き嫌いとはちがいますから、無理やり食べさせるのはおすすめできません。

感覚過敏やこだわりの強さから、摂食障害(拒食症)を発症するケースもあります。

ですから、まずは食べることを嫌いにならないよう、食事を楽しむことが第一です

まわりに合わせようとして無理をさせたり、「なんで食べられないの!」と怒ったりすることはせず、やさしく見守る姿勢が大切です。

栄養は代わりのもので補うくらいの意識で

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「偏食」と言っても、その食べ物でしか摂れない栄養素はほとんどありません。

たとえば、納豆が苦手ならほかの大豆製品で代替する。牛乳が飲めなければチーズやヨーグルトにする。魚が食べられなければ、はんぺんやかまぼこ、お魚ふりかけやお魚せんべいなどで補うことなどもできますよね。

それから、魚をすり身にして別の料理に入れる、野菜の食感が苦手ならブレンダーでペースト状にして好きな料理に少しずつ入れるなど、調理方法を変えてみることで食べられるものが徐々に増えていくケースもあります。

その際も、親子ともに無理をしないでくださいね。

どうしても特定の食品を受けつけない子には発達の特性が関係していることもありますから、やはり無理に偏食を直そうとしなくていいと、私はいつも親御さんに伝えています。

本人にとっては、食べたくても食べられないものがあるのです。

決して「わがまま」や「我慢が足りない」わけではありませんし、もちろん親の育て方が悪いということもありません

なかには、成長にともなってある程度は改善することがありますが、無理に食べさせられたりすると、ますます苦手意識が強くなることがあります。

まずは、食事の時間をつらい時間にしないこと。その子が楽しく食べられるということを第一に考えましょう。

配信元: マイナビ子育て

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