【女性】血圧の下が低い原因
女性の血圧の下が低くなる原因は男性と同じです。
しかし、血圧全般の平均値が男性よりも低い傾向にある、高血圧になりやすい肥満の該当者が男性よりも少ない、といったことを考えると女性の方が低血圧となる傾向があるようです。基本的には原因は男性と同様です。
加えて、女性の場合は女性ホルモンバランスの変化や月経による出血と低血圧の関係も報告されています。また、女性では、中でも甲状腺機能低下症の頻度が高いとわかっており 、妊娠中にも低血圧が起こりやすくなります。これらの女性ならではの原因も含め、低血圧の原因を調べる必要があります。
「血圧の下が低い」についてよくある質問
ここまで血圧の下が高いことについて紹介しました。ここでは「血圧の下が高い」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
血圧の下がどれくらい低いと危険なのでしょうか?
伊藤 陽子(医師)
低血圧の明確な定義はありません。また、下の血圧が低い場合にどの程度危険性があるかについてもはっきりとした結論は出ていません。しかし、上の血圧が高いにも関わらず下の血圧が低い場合には動脈硬化が進行している可能性が考えられます。このような場合には、全身の動脈硬化の評価をする必要があります。心血管系の病気の合併がないかを含め内科で相談をしてみましょう。

