TBS退社から紆余曲折を経て20年生活した東京を後にして活動拠点を故郷北海道に戻したアンヌさん。アラフォーにして再スタートを切った「出戻り先」でのシングルライフの様子や心境をつづる連載です。第73回となる今回は、アンヌさんが故郷に戻ってきて感じている「ファッションの変化」について綴ります(以下、アンヌさんの寄稿です)。
あきらかにスポーティーな服装をするようになった
故郷北海道に帰ってきて、私が個人的に感じる大きな変化は、ファッションの変化。特に冬場、あきらかにスポーティーな服装をすることが増え、ハイブランドのカバン(後から読み返して自分で思いましたがカバンて……そういうところに昭和みが出る)なんてほとんど持たなくなったのです。
一年の半分は雪に閉ざされ、とにかく、すべらない、埋まっても水がしみ込んでこない、暖かい、すべらない(大事だから繰り返します)ことに主眼をおいた靴選びが重要になってくるので、ハイヒールなどちょっと無理。
かつ大型犬を駅前のシッターさんに預けて仕事場に行くとなると、両手があいて、さらに突然の雪がふってきてもびくともしない頑丈なリュックを毎日使用したいなと思うわけで……。
ハイブランドから遠ざかっていた日々のなかで、転機が!?
東京でアナウンサーをしていたころは、周囲の女性陣がみんな、なんらかのブランド物のバッグを持っていましたっけ。それに触発されて、海外旅行に行った際は免税店でえいやっとハイブランドの革製バッグを購入したこともあったなあ。当時は「自分へのご褒美」的なニュアンスもあったけど、とにかく、40にしてハイブランドのお店に本当に行かなくなりました。もちろん北海道の雪事情もなんのそのでハイブランド品を楽しんでいるおしゃれ上級者もたくさんいますが、私は遠ざかる一方。
今なら自分へのご褒美は「高い外食」かな……。
そんな「ノーハイブランド生活」をしばらく送っていた私でしたが、先日久々にあるブランド店の前を仕事帰りに通りがかったとき、ウィンドウに展示されたバッグにぐーんと惹かれてしまったのです。
パソコンも入りそうなサイズ感のトートバッグで、淡いピンク地にブランドロゴがちりばめられ、あまりのかわいらしさに、ちょっとお店に入ってみようかなと足をとめたほど。
しかし! 外で中をのぞいていた私に対し、入口の男性スタッフが「今、入店制限を行っていまして、数分待っていただきます」とにこにこしながら当たり前のように伝えてくるではありませんか!
そうだった、東京でも表参道の某ブランド店などは事前に予約しないとすごく並ぶとかあったな……札幌でも海外からの観光客の勢いもあるし、並ばないと入れないという現実があることをすっかり忘れていました。

