
京都・清水寺参道に店を構える七味家本舗は、創業370年の節目にあたって清水本店を3月5日(木)にリニューアルオープンした。
京都の薬味文化を支える老舗

七味家本舗は、明暦年間(1655年~)に創業した老舗薬味専門店。東京・浅草のやげん堀、信州・長野の八幡屋礒五郎と共に、日本三大七味の一つに数えられる。京料理の名脇役として、料理をさらに美味しく食べるための“最後のひと手間”を提案し、“京の薬味文化”を支えてきた。
なかでも「京名物 七味唐がらし」は良質な原料にこだわり、370年にわたって一子相伝の調合方法を守り続けているのが特徴。京料理の繊細な味わいを損なわず、より引き立てる「風味」を重視しており、現在に至るまで多くの人に愛されている。
にぎわう参道から離れ、別世界の店内へ
世界遺産・清水寺へと続く参道は、いまや国内外から多くの観光客が訪れる京都屈指の人気エリア。活気あふれる一方で、ゆっくりと買い物を楽しむのが難しい場面も増えてきたという。

今回、清水本店の改装にあたっては、店内のしつらえを見直し、参道のにぎわいから一歩離れて心ゆくまで商品と向き合える空間へと生まれ変わった。品々を手に取りながら思い思いに選べるよう、動線にも配慮している。

また、店内では「京名物 七味唐がらし」をはじめとする各種商品が味見できるようになっており、自身でじっくりと吟味することが可能。海外からの来店者にとっても、伝統的な“京の味”を試せる貴重な場になってほしいとしている。
代表の福嶌良典氏は、「370年の歴史と伝統を守りながら、次の100年へ向け愛される店づくりを目指しました」と語る。
