物語を感じさせる青芳人形の世界
今回の展示は4章構成。代表作から一点ものまで、さまざまな青芳人形がずらり勢揃い。青芳さんの歩みや創作の背景を紹介するとともに、ふるさと伊方町の記憶を映す作品を通して、青芳人形の世界を紹介しています。



ひとつひとつ、表情も佇まいも異なる人形からは、青芳さんの手の温もりと物語が感じられます。
会場中央に展示されている「桃太郎」も見どころの一つ。昔話「桃太郎」を30体の人形で表現した作品で、桃から生まれる場面にはじまり、犬・猿・雉との出会い、鬼ヶ島へ向かう場面までが順に描かれており、思わず笑みがこぼれる青芳さんらしい結末が印象的です。

青芳さんと真民さんの交流
「貧乏してでも、つくりたいものをつくる」。
そう語っていた青芳さんは、土を手にのせると自然に形が生まれると話したそう。デッサンをして形を決めるのではなく、手の感覚を頼りに作品をつくる制作スタイルでした。
焼き上がった人形は一体一体異なる表情を持ち、その魅力に共感した人の一人が詩人・坂村真民さん。今回の展示では、二人の交流を伝える資料や詩もあわせて紹介されています。


