まとめ
美容院脳卒中症候群(BPSS)は、極めてまれな病気ではありますが、その結果として起こる脳卒中は、小脳や脳幹といった生命維持に重要な部分にダメージを与えるため、決して軽視できません。特に、動脈硬化や頸椎(首の骨)に持病がある方にとっては、シャンプー時の姿勢が致命的な引き金となり得ます。
私たちは、美容院でのシャンプーという日常的な行為を恐れるのではなく、この病気の仕組みと、誰にでもできる予防策を正しく理解し、実行することが最も重要だと考えます。
緊急時には「時間=命」です。 もし脳卒中を疑う症状(特にふらつき、ろれつ、複視、片側の麻痺)が出た場合は、迷わず救急車を要請し、専門的な急性期治療(t-PA療法や血栓回収療法)が可能な施設へ搬送されるよう依頼してください。早期に専門的な治療を受けることが、重篤な後遺症を防ぐ唯一の方法です。
「美容院脳卒中症候群」と関連する病気
「美容院脳卒中症候群」と関連する病気は4個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
脳神経系
椎骨動脈解離脳梗塞一過性脳虚血発作
整形外科系
頚椎症美容院脳卒中症候群は首をそらすことや首の骨や軟骨の変形によって首を通る血管(特に椎骨動脈)に傷がついて脳梗塞に至ることのある病気で、若年の脳梗塞の原因の一つとして知られています。

