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「税金はお金持ちから取る」という言葉の大きな違和感を西野さんが指摘!|西野亮廣

「税金はお金持ちから取る」という言葉の大きな違和感を西野さんが指摘!|西野亮廣

キングコング西野亮廣さんのビジネス書最新刊『北極星 僕たちはどう働くか』が、発売前から、Amazon総合1位になったり、発売前重版でいきなり12万部になったりと、世間をザワつかせている。本書を書いた西野さんの日々の思いを、こちらで紹介する。(西野さんのX:西野亮廣(キングコング) @nishinoakihiroより)

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(写真:マタヒラタカマサ)

選挙が終わったこのタイミングで、ひとつだけ伝えておきたいことがあります。

とても大切な話なので、お父さんお母さんは、いつかお子さんに話してあげてください。

選挙前になると、一部の政治家が
「税金はお金持ちから取る」
という言葉を口にします。

選挙権を持つ人の99%は、いわゆる「お金持ち」ではありません。
この言葉に票集めの意図が含まれていること自体は、選挙という仕組み上、理解できなくもない。

ただ、それでも、この表現は一線を越えています。

なぜなら、税金は本来「取るもの」ではなく、「託されるもの」だからです。

税とは、国民が社会の未来を信じ、
「この人たちなら、より大きな価値にして返してくれるだろう」と期待して預ける、運用資金です。

つまり税は、コストではありません。
投資です。

もちろん、税には再分配やセーフティネットとしての側面もあります。

ただし、その役割を果たすためにも、前提として必要なのは「預かった資金を、どう運用するのか」という姿勢です。

その意味で、国は本来、世界最大のファンドマネージャーでなければなりません。

集めた資金をどう使い、
どんな価値を生み、
どんなリターンを社会に返すのか。
その説明責任を負う立場にある。

この視点に立った瞬間、
「税金はお金持ちから取る」という言葉が、運用者としての自覚を欠いた発言であることが、はっきりと見えてきます。

運用資金を託される側が、「取れ」という動詞を使った瞬間、関係性は壊れる。

そこには
「増やして返します」
という覚悟が存在しない。

投資の世界で、
「とりあえず金を出せ。成果は後で考える」
と言う運用者が、信頼されるはずがありません。

税も同じです。
税金を「取る」と言う人間は、
すでに運用責任を放棄している。

増税に賛成か反対か、という話以前に、政治家自身が「国民から運用資金を預かっている」という意識を持てていないことが、最大の問題です。

言葉の選び方には、もう少し慎重であってほしいと思います。

(2026年2月9日のXより)

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そこに届いた「Question」に、西野さんがこう答えました!

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【Q】
西野さんがお話しされていた「税金は投資」の意味をもう少し詳しく聞かせてください。

【A】
もしかしたら、僕の説明が足りなかったかもしれません。ごめんなさい。

補足しますね。
あの話の本質は、「税金の仕組み」そのものというより、税金を預かる側の“言葉の使い方”の話です。

たとえば、あなたが大きなお金を持っているとして、「金持ちから取れ」と言っている運用者に、あなたのお金を託したいと思いますか?

僕は普段、投資家さんからお金を預かってエンターテイメントを作っています。
そのお金でキャストやスタッフにギャランティを支払い、
彼らとその家族の生活を守り、
時には、シングルファミリーの子供達、子だくさんファミリーの子供達を無料で劇場に招待しています。

そして何より大事にしているのは、
預かった以上の価値を返すことです。
お金であれ、体験であれ、信頼であれ。

だから子供たちにも、
「キミたちがここに来られたのは、
未来のためにお金を出してくれた大人がいるからなんだよ」
と、必ず説明しています。

お金の流れを曖昧にしない。
預けた人がリスペクトされる世界を作ります。

その積み重ねがあって、
「また西野亮廣に投資しよう」と思ってもらえる。

少なくとも、「投資家から金を取ったらええねん」という言葉は、僕の現場には存在しません。

お金持ちに「日本に税金を納めたい」と思ってもらえる社会の方が、よほど健全です。

その時に、
「金持ちから取れ!」
「そうだ! そうだ!」
というノリは、あまりに短絡的で、あまりに野蛮で、あまりに非合理的です。

政党の理念に口を出すつもりはありません。
ただ、お金を預かる人間の言葉としては明らかに間違っています。

そして、そんな背中を子供達に見せちゃいけないと思います。

(2026年2月11日のXより)

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配信元: 幻冬舎plus

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