プラダと溶け合い、プラダの歴史とともに歩んでいる
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2026年最初の投稿(1月8日)も見逃せなかった。お正月モードで餅をびょーんと伸ばす口元がチャーミング。プライベートな瞬間にもかかわらず、どんなアングルからフレーミングしても完璧に収まってしまう。アングルに対する並外れた感性。規格外モデルに余念はない。
この投稿に対するコメント欄には「全方位男前」という納得の意見があった。規格外であり、異次元であり、全方位が完璧……。
「冨永」姓の彼が、17歳でニューヨーク・ファッション・ウィークにデビューしたスーパーモデル、冨永愛の息子である事実を今さら確認するまでもないだろう。現在20歳の冨永章胤は独自の路線を歩んでいるからだ。
何より今回のプラダの秋冬メンズコレクションが物語る。
コレクションを手掛けたのは2020年からプラダの共同クリエイティブ・ディレクターに就任した、ミウッチャ・プラダとラフ・シモンズ。彼らの考古学的アプローチによって、服の裏地にまで偉大な歴史性が込められる。
その意味で今回のコレクションは地層的であり、その一層、一枚、一枚がモデルたちの身体となめらかに溶け合っているように見えた。シーズン連続でランウェイを歩いた冨永章胤は、プラダと溶け合い、プラダの歴史とともに歩んでいるのだ。
<文/加賀谷健>
【加賀谷健】
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役
“イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。
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