
所ジョージがMCを務める「所さんの世田谷ベース」(毎週土曜夜10:00-10:55、BSフジ/FOD・TVerでも配信中)の第457回「みなさまから頂く刺激なのだ。」が3月7日(土)に放送された。所ジョージ的モノの考え方や閃いた遊び、世の中の楽しみ方を発信する同番組。今回は所に火をつけたアイテムなど、「贈り物」に関する話で所ワールドを披露した。
■所の心に火をつけたファンの贈り物
番組冒頭、所は番組の“季節感”に物申したいようだ。あまり編集せず、ライブ感のある映像が楽しめる同番組。しかし収録から放送から3カ月~4カ月ほども間が空くため、「真冬に『暑い暑い』って言ってたり、真夏に『寒い寒い』って言ったり…ホントにあれだよね、オンエアの季節感めっちゃくちゃな番組だよね!」と笑う。
そんな文句もひと段落して、部屋のなかでは視聴者からもらった“刺激”について語る所。「みなさんここをね、神社と思ってんの」と言うのは、所のもとに米やリンゴといった品が次々贈られてくるというのだ。
たとえばフルーツがたくさん届けば、ドライフルーツを「毎日作ってやろう!」と奮起する。するとそのままドライフルーツ作りに火がついて、自分で追加のフルーツを買い足したりもするのだとか。「一回こう回ると、そういうの回されると、もう足んなくなってくるとどんどん自分で燃料集めてやり出すんです。この人は」と自分を客観的に評価している所。今回はそんな“火種”が、戦車イジりの方面でやってきたらしい。
机に鎮座している大きな戦車の模型。新しいラジコンが発売されると「購入はしておく」タイプだという所だが、ファンから贈られた絵をきっかけに情熱が再燃した。装甲車に乗り込んで移動する兵士たちを描いた絵で、所も「このくらいのクオリティーだったら飾りますよ」と喜ぶほど雰囲気のある絵だ。
さらにその前に世田谷ベースへ訪ねて来たお客さんが「HK416」というモデルガンを置いていき、「LEDLENSER」というメーカーの強力な光量を誇るハンディーライトが届くという経緯も重なった。そこにカッコいい「絵」が届いたことで、「だって機関銃があってライトがあって、装備が揃っててあの絵が来るでしょ!?」と興奮のまま積んであった「M2A2 BRADLEY」を引っ張り出すことを決意。
撮影の前日から触り始めたという「BRADLEY」を稼働させると、低いエンジン音が聞こえてくる。リモコン操作で滑らかに砲塔が上下する造りの良さに、所は「大人っぽいここ!」と感動。しかしこれから同型戦車の写真を資料に、色やマーカーといった細かい部分にも手を入れるらしい。
「大人ですよ僕は!」という所は、持ち前のこだわり性を発揮。“搭乗口のフタがどんな角度で止まるのか”まで決めて、細かく作り込むという。
「久しぶりに燃えましたよ!あの絵のおかげで」と改めてファンからの贈り物に感謝する所。エアブラシで何色に塗ろうか、蒸気が出る機構を活かすべきかなど、楽しげにラジコンを眺めるのだった。
■好みに合わない贈り物に対する所の心構え
同じ贈り物の話で、番組をきっかけに交流が生まれた「鹿角工房」の鹿正さんの話も飛び出した。鹿正さんの気持ちは嬉しいものの、まだ付き合いたてということもあってそこまでお互いの“好み”に関する情報が行きわたっていない状態なのだとか。
たとえば柿ひとつとっても、熟した柿が好きな鹿正さんが贈ってくれた熟れ柿は「カチカチの柿」が好きな所には合わず。そうしたときは都度都度「こっちの方が好き」とすり合わせているのだが、この間は「ケーキ」ですれ違いが起こってしまった。
ドイツにいたという鹿正さんからドイツの焼き菓子「シュトーレン」をプレゼントしてもらったのだが、どうしても「柔らかいんだよ」と所。カッチカチのパンが好きな所としては「イヤじゃないんだよ」「ウマいんだよ」と言いつつ、やはり「ちょっとね、水気が多い」とあと一歩好みに近づけたい。
そこで事務所のオーブンを使ってシュトーレンを焼けば、より好みに近い食感になるのではと考えたそう。ところがスライスしたシュトーレンをオーブントースターで焼いている間、所は「あのさぁ、もらいものにさあ、注文するんじゃねえって話なんだよねホントは」とポツリ。嘘をついてでも優しい言葉をかけるのが“心ある人”と言いつつ、「俺はね、(優しさを)出せない!ダメなものはダメ!」と素直な気持ちを吐露する。
遠慮しながら心底の文句を隠すより、「次はこっちの方が嬉しい」と正しく伝えて心から喜びたい。その場だけのものではなく、長い付き合いを目指すからこその処世術と言えるだろう。
ちなみにシュトーレンはオーブントースターで焼いても好みの硬さにはならず。練り込まれたバナナによって、カリッとした食感にはならないのではないかと分析する。最後まで「フードドライヤーだな」と次の策を練りつつ、「ウマいなぁ。味はウマいんだよ」と愛あるレビューをこぼしていた。
■長い付き合いを考えるからこその物言い
本人も言っているが、普通もらいものに注文をつけるのはマナー違反。しかし数年に一度、用事があるときだけ、たまになら顔を見る…という程度の付き合いではなく、頻繁に付き合いのある間柄であれば「お世辞」は友好にとってノイズに他ならない。
表面だけ「美味しいよ」「ありがたい」と言っておきながら心に文句を溜めるより、その場その場で率直な感想を告げて「次」こそ心から喜べるようにするのもまた愛だ。所が鹿正さんに文句を言うのだって、仕事や人柄に惚れこんでいるからこそ。番組のなかでも改めて鹿正さんの生活を振り返って「スゴイね」とつぶやいていたのが印象的だった。
所流の人生がちょっと楽しくなる考え方を聞ける「所さんの世田谷ベース」。今回紹介した第457回「みなさまから頂く刺激なのだ。」はTVerおよびFODで視聴可能だ。

