見つかったお金と家族の本音
最終的に見つかった金額は、合計で十数万円。母はお金を目にすると、ホッとしたように「よかった……盗まれてなかったんだね」と笑いました。その表情を見て、私も胸をなで下ろしましたが、家族は正直ぐったりしていました。怒りというより、どう受け止めればいいのかわからない疲労感のほうが大きかったのを覚えています。
この出来事をきっかけに、母のお金の管理は、家族がサポートする体制に切り替えました。母にとっては「守ろうとしていた行動」だったのだと思いますが、その思いと現実の間には大きなズレがありました。
あの日を通して強く感じたのは、認知症の介護では、本人の行動だけを見るのではなく、その背景にある不安にも目を向ける必要があるということです。責めても状況はよくなりませんでした。
まとめ
今はひとりで抱え込まず、家族や専門職と協力しながら、母が少しでも安心して過ごせるよう心がけています。あの大騒ぎの日は、私にとって介護の向き合い方を考え直すきっかけになりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:佐藤信一/50代男性・会社員
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)
※一部、AI生成画像を使用しています
著者/シニアカレンダー編集部
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