大腸カメラの検査を受けるときに注意することは?
編集部
若い世代が検査を受ける上で、特に意識した方がいいポイントはありますか?
金森先生
若い世代に限りませんが、大腸カメラは事前の腸の準備(下剤の内服)が検査の質を大きく左右します。水分をしっかり摂取し、指示通りに服用することが重要です。特に、繊維質の多い食事は残渣(ざんさ)として腸に残りやすいため、検査前は控えるとよいでしょう。女性は生理のタイミングも考慮すると、よりスムーズに検査が受けられます。
編集部
検査中の痛みが不安です。
金森先生
鎮静剤を使用する施設もあり、その場合は眠っている間に終わります。心配な人は、鎮静剤を使って検査をおこなう医療機関を受診するとよいでしょう。
編集部
検査後に気をつけることはありますか?
金森先生
ポリープを切除した場合は数日間、飲酒・激しい運動を控える必要があります。切除していない場合は、ほぼ通常通りの生活を送ることができます。
編集部
若くても大腸カメラを受けた方がよいのですね。
金森先生
はい。若いからといって大腸が健康とは限りません。血便や便通の変化、腹痛があれば20代でも大腸カメラが必要です。中には、“痔だと思っていたら潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患だった”というケースもあります。自己判断せず、ぜひ一度は大腸カメラを受けてほしいと思います。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
金森先生
初めはハードルが高いかもしれませんが、「自覚症状がある」「家族歴がある」という人は、医師に相談してみてください。特に、血便や腹痛、便通の変化など気になるサインがあれば、早めに検査を受けましょう。異常がないことを確認するスクリーニングとしても、大腸カメラは有効です。
編集部まとめ
大腸カメラは、「症状がある人のための検査」「高齢者が受ける検査」というイメージがあるかもしれませんが、「実は、無症状の段階で受けるからこそ価値が高い検査」といっても過言ではありません。若い世代でも炎症性腸疾患などが見つかることがあります。早期発見のためにも、気になることがある場合は、医師に相談してみましょう。

