長年子どもを望んでいた、たけるさんと美香さん夫婦。妊娠がわかり喜び合いますが、つわりで体調を崩した美香さんは次第に冷たくなり、たけるさんは家事を頑張るも、責められるように……。
ある日、美香さんは「実家に帰る」と置き手紙を残して、連絡が取れなくなりました。ところが、実家にもいないうえ、自分以外の男性に向けたと思われるメッセージが届いたことで、たけるさんは不信感を抱きます。
妹に相談し、探偵に調査を依頼した結果、美香さんが元上司・田所さんと親密な関係にあることが判明。自宅での話し合いで、美香さんは不倫を否定しつつも「別れたい」「子どもはいらない」と身勝手な発言を繰り返し、再び家を出て行きました。
2週間後、美香さんから出産と退院の連絡が。たけるさんがわが子との初対面に感動する中、離婚のことを話すため今から実家に行くと告げられ……。
衝撃を受けた妻の罠
「何も言わなくていい」「話がややこしくなるのは嫌だ」と言われた僕は、言われるがまま、子どもとともに美香の実家に向かいました。















美香さんの両親は、突然の離婚話と子どもを出産していたことを知り、戸惑いを隠せません。
「半年前から2人で話し合って決めてた」と言う美香さんの横で、たけるさんも事情を説明しようと口を開きます。しかし、その瞬間……。
美香さんは突然涙を流し、まるで自分が被害者であるかのように話し始めたのです。
「自分が自分じゃなくなるみたいで怖かった」「全然たけるは寄り添ってくれなかった」
次々と語られるのは、事実とは異なる内容ばかり。勝手な作り話をする美香さんに、たけるさんは衝撃を受けるのでした。
話し合いから逃げるだけでなく、事実をねじ曲げて「被害者の立場」に立とうとする行為は、信頼関係を修復不可能なまでに壊してしまいます。本来、夫婦の問題は2人で向き合い、言いにくいことほど丁寧に共有していく必要があるはずです。それにもかかわらず、涙や言葉で周囲を味方につけ、相手を悪者に仕立てるようなやり方では、解決から遠ざかるだけなのではないでしょうか。もし大切な話が一方的に歪められそうになったら、感情に振り回されず、事実を整理し、必要なら第三者の力も借りながら、自分と子どもの安心を守れる選択をしたいですね。
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