練乳、チョコパイ、味付けのり……モチーフを選ぶ理由・根拠は?
――Instagramにおにぎりアートを発表してからおよそ1年が経とうとしていますが、最初はどんなところに苦労されましたか?担当者:技術面では、最初に比べてペンの使い方が慣れてきました。今はねらった色味が出せるようになってきたと思います。完成までにはだいたい10~20分かかりますが、うまくいくときはすぐに終わります。
あと、大変なのはおにぎりに描くモチーフ選び。今もそこに悩んでいます。フォロワーさんだけでなく描いた自分でさえ見たときにフフッと笑えるかどうかを一番意識しています。
そのほかに、有名画家の絵画を描く“画家の絵画シリーズ”も制作しています。あまりマニアックな絵画を選ぶとみなさんの反応が微妙になるので、誰もが知っている作品であったり「知らないけどおもしろい!」「なんの絵画なんだろう?」と興味が沸きそうなものを選ぶようにしています。いかにおいしく、楽しく見せるか
それ以外に、具材が入っていない塩おにぎりをいかにおいしそうに感じさせるか……というテーマで描く“食べ物シリーズ”も制作しています。
米を食べているのにデザートまで食べた気分になれたらいいなと……思って、モチーフに「ロッテ 雪見だいふく」などスイーツを選ぶこともあります。

