いつもの4人で「遊園地に行こう」と、計画を進めていた、詩乃と京香。けれど、当日になって、京香は料金の関係で乗り物に乗ることを拒否します。そんなある日、京香の夫・翔也から、詩乃に連絡があり…。
ママ友の発言に耳をうたがう
奈子ちゃんの誕生日から数日後…。2か月ほど前から計画していた、遊園地に行く日がやってきました。
メンバーは、いつもの4人(私と京香・綾人・奈子ちゃん)です。綾人も私も、とてもたのしみにしていました。奈子ちゃんも、とってもたのしみにしている様子が伝わってきます。
しかし、遊園地の入り口で料金表を確認していると、京香が唐突に耳をうたがうようなことを言ったのです。
「あ〜、パスポート高いな〜」
「まぁ、乗り物料込みだと、どこも遊園地ってこれくらいじゃない?」
「ふ〜ん…じゃあ、私たちはいいや」
「え?何が…?」
私は、一瞬、頭が真っ白になりました。
遊園地で「待ってる」というママ友
「私たちは入場料だけにして、乗り物は乗らない。詩乃たちが乗ってる間は、奈子と2人で待ってるね」
「え…?いや、それは…そしたら、奈子ちゃんの分は私が出すよ?」
京香は「それはわるいから」と、私の申し出をことわりました。結局、遊園地に入る意味もなくなり、場所を変えることに…。
非常に残念なお知らせを、なんとか子どもたちに伝えると、2人ともすごくガッカリしていました。
それもそうですよね。2か月も前から予定していたのに…。どうして料金のことを今更言うのか、それも当日になって。
結局、その日は、少しでも遊園地気分を味わってもらえるよう、イオンのゲームセンターにある乗り物に子どもたちを乗せてあげました。
わるい人ではないし、京香のことは大好きなのですが…。子どもに関すること、特にお金の価値観が合わないので、4人で出掛けることが少し億劫(おっくう)になってきていました。

