
仲野太賀が主演を務める大河ドラマ「豊臣兄弟!」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第8話が3月8日に放送され、藤吉郎(池松壮亮)と小一郎(仲野)が後に豊臣政権を支える天才軍師・竹中半兵衛(菅田将暉)を味方につけようと奔走する姿が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレがあります)
■天才軍師・竹中半兵衛登場 小一郎らが挑む初交渉
直(白石聖)の死を悼む間もないまま、小一郎、藤吉郎、蜂須賀正勝(高橋努)の3人は猟師の姿に変装し、美濃国主・斎藤龍興(濱田龍臣)の家臣である竹中半兵衛の調略に向かう。
知恵者として名高い半兵衛だが、その実態は相当な変わり者。主君・龍興との不和から蟄居を命じられ、今は美濃の山奥に身を置いていた。庵の戸を開けるなり、半兵衛が仕掛けた矢が放たれるという手荒い洗礼を受ける3人。「私は…戦が好きなのじゃ」と語る半兵衛は、病弱ゆえに戦場に立てないものの、戦術を試したくて仕方ない衝動を抑えられないという。小一郎は織田(小栗旬)側につけば竹中家の菩提山城を修復する資金を出すと持ちかけるが、半兵衛は明言を避ける。

■竹中半兵衛へ2度目の説得 斎藤龍興の目が光る
一方、斎藤龍興の稲葉山城では、半兵衛のもとに織田の使者が現れたという情報を掴んでいた。龍興は、安藤守就(田中哲司)に対し「竹中半兵衛を殺せ」という非情な命を下す。
そんな中、小一郎らは2度目の説得に訪れるが、半兵衛は中国の「三国志」に登場する軍師・諸葛孔明の「三顧の礼」のエピソードを引き合いに出し、回答を先送りにするのだった。

■「美濃三人衆」の寝返り 小一郎が墨俣で放った一言が歴史を動かす
山を下る途中、安藤守就の家来に捕まり北方城へ連れて行かれた3人。そこには「美濃三人衆」と呼ばれる氏家直元(河内大和)、稲葉良通(嶋尾康史)、そして安藤守就が待ち構えていた。
身の危険を感じる藤吉郎たちだったが、三人衆の口から出たのは意外な本音だった。「我らはずっと迷うておったのだ。今の美濃は我らが守るべき国であろうか――」。墨俣一夜城の際、小一郎が守就に放った「信長様ならおもしろき世を必ずおつくりになる」という言葉が、主君に不満を抱く彼らの胸に深く刺さっていたのだ。こうして「美濃三人衆」は織田側への寝返りを表明した。

■半兵衛が見せた“最後の義理”と小一郎の鋭い洞察
安藤守就を連れ、三度半兵衛の交渉へ向かう藤吉郎らは、菩提山城への抜け道を見つける。しかしそこには半兵衛はいない。守就は菩提山城を見て、「それにしてもよう似ておる」とつぶやき、小一郎はあることに気が付く。
三人衆の離反を受けた信長は、直ちに稲葉山城を包囲し火を放つ。絶体絶命の龍興の前に、姿を消していた半兵衛が突如現れる。「この竹中半兵衛が、御屋形様をお助けいたします」。
半兵衛の得意とする、一度退くと見せかけて四方から急襲する策により、真っ白な煙の中、織田軍は混乱に陥った。

■「三顧の礼」完遂 孤独な軍師・半兵衛が小一郎らの才と情熱に屈した瞬間
混乱の最中、龍興は家臣を捨てて脱出しようとするが、そこへ抜け道から現れた小一郎と藤吉郎が立ちはだかる。
なぜ抜け道を知っているのかと驚く半兵衛に、小一郎は「菩提山城の造りが稲葉山城を攻略するために作られた模本である」と見抜いたことを告げる。2人は改めて、3度目の礼を尽くす。半兵衛はついに「これよりは織田家のために尽くしまする」と静かに頭を下げた。

■直と父の賭けとは…小一郎、涙を流し前を向く
調略を成功させた小一郎は、直の墓前で独り時を過ごしていた。そこへやってきたのは、直の父・坂井喜左衛門(大倉孝二)だった。
直が中村に帰省した時、“とことん話し合い考え尽くせば、無駄な殺し合いがなくなる世が来る”と考える小一郎の話を語り、「できる方に500文。私のへそくり全てじゃ」と賭けをしたと話す。
「お主が諦めたらすぐに銭を取りに来るぞ」という不器用な叱咤激励に、小一郎は涙を流しながら、亡き愛する人のためにも前に進むことを決意する。

■菅田将暉演じる半兵衛のカリスマ性に絶賛の声 “直ロス”の中での父娘愛に号泣
天才軍師・竹中半兵衛を「三顧の礼」を通して味方につけるというエピソードに、視聴者からは「半兵衛のカリスマ性を感じた」「頭脳明晰で美しい半兵衛のキャラクターにすっかり夢中になった」「『三顧の礼』のエピソードをかけたストーリー、とても深くて面白かった」と称賛の声が上がった。
一方で、前回の死以来広まっている“直ロス”の中での父・喜左衛門の登場には、「とと様と直ちゃんの賭けの話、涙が止まらなかった」「叱咤激励をするとと様…かっこよすぎるよ」「とと様、本当は泣きたいのに愛する娘の愛する人を奮い立たせて…号泣しました」と感動のコメントが殺到している。


