春の鯛(桜鯛)を食べる時の注意点

骨が刺さらないように注意
骨が喉に刺さることがあります。大きな骨の場合は病院で処置してもらう必要があります。特に子どもや高齢者が食べる時には骨の処理を丁寧におこない、口に入れる大きさを小さくし、よく噛んで食べるようにしましょう。
寄生虫に注意
魚にはアニサキスなどの寄生虫が存在することがあり、鯛も例外ではありません。寄生虫は主に内臓に多いものの、時間の経過とともに筋肉部分へ移動することもあるため注意が必要です。白子を含む内臓を生で食べることは避け、十分な加熱または適切な冷凍処理を行いましょう。なお、酢やワサビでは寄生虫は死滅しません。加熱する場合は中心部が60℃以上で1分以上となるようしっかり火を通すことが大切です。
プリン体の過剰摂取に注意
プリン体は細胞の核酸に含まれる成分で、体内で分解されると尿酸になります。通常量の摂取であれば過度に心配する必要はありませんが、高プリン体食品を大量に摂取すると尿酸値の上昇につながり、痛風発作の誘因となることがあります。真鯛のプリン体は100g当たり128.9mgとされており、痛風予防の観点からは1日のプリン体摂取量を400mg以下に抑えることが目安とされています。特に高尿酸血症や痛風の既往がある方は、量や頻度に注意しましょう。
春の鯛(桜鯛)の栄養素を効率的に摂取する方法

生
刺身は加熱による栄養素の損失が少なく、鯛本来の風味や食感を楽しめる食べ方です。ただし、たんぱく質は加熱によって変性することで消化酵素が作用しやすくなるため消化機能が低下している方や子ども、高齢者は体調に合わせて加熱調理も選びましょう。昆布締めにすると、鯛に含まれるイノシン酸と昆布のグルタミン酸の相乗効果で旨みが高まり、水分が適度に抜けて味が凝縮されるため、より美味しく食べることができます。
焼く
DHAやEPAのような多価不飽和脂肪酸は脂なので、目の周りのドロッとした部分や皮の近くなどに多く含まれています。焼き魚で食べる際には、うろこをしっかりと取り、皮ごと食べると効率的にDHAやEPAを摂取することができます。
煮る・蒸す
カリウムには加熱すると溶け出す性質がありますが、スープや鯛めし、煮魚といった調理法では溶けだした栄養素も一緒に摂取することができるのでおすすめです。ただし、カリウム制限がある方は医師や栄養士にご相談ください。

