
〝夏タチ(夏のタチウオ)〟が、今が盛りとばかりに釣れている。夏だから小型なんじゃない?と侮るなかれ!良型が多く、船長も「実は8月は大型が釣れる月!」と自信を見せる。老舗船宿の千葉県・浦安『吉野屋』から出船した。
6時までに受け付け、6時30分までに乗船、7時に出船
絶好調のタチウオ釣りの取材を浦安『吉野屋』に申し入れると、「出船は7時です。6時までに受け付けを済ませ、6時30分までにご乗船ください」とのこと。この時期は混み合うことがあるので、集合は早めにしているという。マイカーで船宿を目指す。到着すると素早くスタッフが駐車場へ案内してくれる。荷物をまとめて船宿店舗へ。まずは店舗前に設置された船型ボードのタチウオ船から座席の番号札を取って釣り座を確保する。
その後、店舗内に入り受付・乗船料の支払い・仕掛けや氷の購入を済ませると、乗船者名簿と「タチウオ」と書かれた〝乗船札〟が渡される。名簿は専用の机で記入して回収箱に入れる。〝乗船札〟は船に持って行き、座席の番号札とともに船長に渡す。さあ、釣り仕度の開始だ。
テンビン・テンヤともOK、四隅ならルアーもOK
釣り仕度をしていると、タチウオ船『第三十一吉野屋丸』の〝崖っ淵船長〟こと岩淵裕介船長がテンビン釣り用のエサであるコノシロの短冊を配ってくれた。とても良いエサだ。いったん、ビニール袋に入れてクーラーで冷やしておき、小出しにして使った。
受け付けで購入した「別注吉野屋太刀魚テーパー1本」仕掛けはフロロ4号の細さでより自然なエサの動きを実現しながら、先部にナイロン14号の歯切れ防止糸があることで強度は十分という優れものだ。エサの付け方は人それぞれだが、実はとても大事、不安な人は船長に教わろう。
『吉野屋』のタチウオ船は基本テンビン釣りだが、あまり固いことは言わず、どの席でもテンヤ釣りOKで、船の〝四隅〟と言われる左右の大ドモ(船尾)とミヨシ(船首)ならルアー・フィッシングもOK。道糸は耐久性を考慮してPE 1.5~2号推奨。

