
静岡県三島市のパン屋「パンのお店かにかぞく」は、2月18日(水)より、地元・三島市の高橋農園産フレッシュいちごを贅沢に使用した季節限定商品「いちご大福」の販売を開始した。
パン屋が作る“いちご大福パン”のこだわり
新商品「いちご大福」は「いちごを焼いてしまうのは、もったいない」という想いから生まれた、新感覚の大福パン。かつての職場でもいちご大福パンを手掛けていた店主だが、いちごを生地に包んで焼くと、せっかくの香りや食感が失われてしまうことに心が引っかかっていたという。
「静岡はいちごの産地。フレッシュなまま食べてほしい」そんな想いをパートナーである妻と話し合い、パン生地に切り込みを入れてフレッシュいちごを挟むというアイデアが生まれた。
そして完成したのがパン屋ならではの“大福パン”スタイルの「いちご大福」だ。全国的にも、パン屋が作る本格的ないちご大福は非常に珍しく、「ちゃんとお餅が入っている、本当の大福だ!」と、利用客からも驚かれる、こだわりの一品となっている。
こだわりは4つの層にある。
まず、生地には、いちごパウダーを練り込み、春の訪れを感じさせる見た目にも愛らしい色合いの「ピンクの生地」を採用。中には店主が丹精込めて作る、甘さと酸味の絶妙なバランスな「自家製いちご餡」と、ふわもち食感の本格的な「お餅」を包み込んでいる。
仕上げにサンドされる「丸ごとフレッシュいちご」は、三島市の高橋農園で愛情深く育てられた香り豊かで甘みたっぷりのものを使用。一口食べれば、パンとお餅のハーモニーと、収穫シーズンにしか食べられない旬のいちごの瑞々しさが口いっぱいに広がる。
夫婦の夢と地元・三島への想いが詰まった店づくり

2020年6月にオープンした「パンのお店かにかぞく」は、三島出身の店主・江島氏と、同じパンの専門学校出身の妻が夫婦で営むベーカリーだ。横浜や藤沢のベーカリーで約10年間の修行を積んだ店主が、子どもの小学校入学を機に地元へUターン開業を決意。
しかし、そのタイミングは新型コロナウイルスの直撃と重なり、さらにオープン後は世界情勢による原材料費の高騰という困難に直面した。
それでも同店が守り続けてきたのが、「子どもがお小遣いで買えるパン屋」であること。「お客様の笑顔が見たい」という一心で、厳しい状況下でも手に取りやすい価格設定を維持し、現在では近隣幼稚園のパン給食や児童クラブのおやつ、各種イベントへの出店など、地域とのつながりを大きく広げている。
