「糖尿病」が進行した先に待ち受ける“恐ろしい合併症” 防ぐためにすべきことを医師が解説

「糖尿病」が進行した先に待ち受ける“恐ろしい合併症” 防ぐためにすべきことを医師が解説

「糖尿病」が進行した先に待ち受ける“恐ろしい合併症”をご存じですか? 糖尿病の予防法や悪化を防ぐ方法についても「むさしの糖尿病・甲状腺内科」の田口先生に解説していただきました。

田口 学

監修医師:
田口 学(むさしの糖尿病・甲状腺内科)

岩手医科大学医学部卒業。その後、国家公務員共済組合連合会虎の門病院、東京大学医学部附属病院、国立病院機構災害医療センターで内科、糖尿病・甲状腺を中心とする内分泌疾患の治療に携わる。2019年、東京都武蔵野市に「むさしの糖尿病・甲状腺内科」を開院。これまでの経験を活かし、地域で専門的な医療を提供するクリニックづくりを心がける。医学博士。日本内分泌学会評議員、日本糖尿病学会専門医・指導医、日本内分泌学会内分泌代謝科専門医・指導医、日本甲状腺学会専門医。

編集部

糖尿病になってしまった場合、重症化や合併症を防ぐにはどうしたらいいでしょうか?

田口先生

血糖値のコントロールが最も重要です。また、進行状況に応じて血糖値を下げる薬の内服やインスリン注射などの治療を受けるほか、日常生活でも規則正しい食生活や適度な運動などをおこなう必要があります。

編集部

医療機関を受診すれば、生活習慣のアドバイスは受けられるのでしょうか?

田口先生

もちろんです。とくに、2型糖尿病の患者さんは生活習慣の改善が重要になるため、食事内容や運動療法の指導などをおこなっていますよ。糖尿病治療においては、食事療法がベースとして成り立っている側面もあるので、食事管理をはじめとするサポートさせていただいています。

編集部

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

田口先生

糖尿病は遺伝も要因として考えられているので、発症した家族がいらっしゃったら要注意です。また、2型糖尿病は偏った食生活や運動不足などが原因で発症します。発症初期は無症状であることも多く、血糖値のコントロールができずに進行してしまった場合、3大合併症などを引き起こしてしまいかねません。そのため、糖尿病は早期発見・早期治療、さらに言えば予防がカギになってきます。今のところは異常がなくても定期的に健康診断を受けたり、不規則な食生活や運動不足が続いているという場合は生活習慣を見直したりしましょう。

※この記事はMedical DOCにて【糖尿病が進行した先に待ち受ける恐ろしい合併症とは】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

配信元: Medical DOC

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