9月20日に「SkyシアターMBS」で行われた「THE REACTION SHOW」にウォーカープラス編集部員が潜入。本稿では、人気お笑い芸人による、約75分間ノンストップのリアクション祭りの様子をレポートする。

■強風に煽られる芸人たちに爆笑の嵐
当日、会場はほぼ満席状態。MCの小籔千豊さんが登場したあと、エバース、オダウエダ、かが屋、サツマカワRPGさん、ダブルヒガシ、9番街レトロ、フースーヤ、ヨネダ2000、令和ロマン・松井ケムリさんの16名が壇上にそろった。ぞろぞろと出てくるなり思い思いの行動で観客を笑わせる芸人たちに、小籔さんはさっそくタジタジの様子。


「THE REACTION SHOW」は、赤いジャージを着たメンバーを「ダブルヒガシ軍」(ダブルヒガシ、オダウエダ、サツマカワRPGさん、9番街レトロ、令和ロマン・松井ケムリさん)、青いジャージを着たメンバーを「フースーヤ軍」(フースーヤ、エバース、かが屋、ヨネダ2000)と名付け、この2組で“リアクション必至”の爆笑ゲームに挑み、ポイントを奪い合うという内容だ。小籔さんが赤いジャケットを着ていたこともあり、フースーヤ軍が「小籔さん赤チームやん!中立ちゃうやん!」と物申すシーンも。
第1ゲームは「鼻フックイズ」。1戦目は9番街レトロ・京極さんとエバース・佐々木さんに鼻フックが装着された。女性人気も高い2人が鼻を引っ張られながら回答ボタンを押すが、それぞれの回答者はボケまくるので、ただただ鼻を引っ張られる様子に会場も大笑い。
2戦目ではダブルヒガシ軍の回答者が“インテリ芸人”でもある令和ロマン・松井さんになったことで、ダブルヒガシ軍がポイントを獲得。その後はフースーヤ・谷口さんとオダウエダ・植田さんの“脱ぎ合い”が行われ、噂の「炭治郎ビキニ」や植田さんの豊満ボディが早くもお披露目された。


第2ゲームは「強風口パク伝言ゲーム」。顔面に強風を浴びながらお題の言葉を言い、なんと言っているかをほかのメンバーが回答して正解すればポイントがもらえる。
先攻のダブルヒガシ軍は、サツマカワRPGさんのカツラが取れたり、令和ロマン・松井さんがえずき続けたりと少々難航するも、ポイントを獲得。後攻・フースーヤ軍は1人目のエバース・町田さんが頑張りすぎた(おもしろすぎた)せいで、その後に続くメンバーがクイズ合戦からボケ合戦に移行したため、カオスな状態で0ポイントに。またしてもダブルヒガシ軍の勝利。


■勝利よりリアクション!体を張ったバトルが続々
第3ゲーム「冷静沈着ゲーム」は、“動揺するとチカチカと光る玉”の前に座らされた1人が、さまざまな手法で動揺させてくる相手軍に惑わされないよう冷静さを保つ…というもの。
かが屋・加賀さんがチャレンジするが、「写真ばっか撮ってんじゃねーよ!」(加賀さんの趣味は写真撮影)、「他事務所どっか行け!」(加賀さんはマセキ芸能社所属)などと言われ、ダブルヒガシ軍の“傷つきそうな言葉を浴びせる作戦”に、一瞬で動揺。玉がチカチカと光った。
後攻・ダブルヒガシ軍からはサツマカワRPGさんが挑戦。フースーヤ軍は“出演者同士がケンカを始める作戦”を取り、最終的に、先ほどまでフースーヤ・谷口さんが着ていたはずの「炭治郎ビキニ」を着たエバース・町田さんの姿に最も動揺していた。勝者はまたしてもダブルヒガシ軍。

第4ゲームは「アツアツ筆で何を書かれているでしょう」。熱湯にくぐらせた筆で背中に文字を書かれた回答者が、「何を書かれたか」を答える。ビキニ姿で筆を取り、“セクシー書道家”となったオダウエダ・植田さんに「秋」という文字を書かれたダブルヒガシ・大東さんは、「熱い!熱い!秋!」と、見事正解。
そのあと、フースーヤ・田中ショータイムさんは「笑」を「竹!」と連呼しながら不正解。自分の持ち時間を長くするためにわざと間違えた疑惑が浮上し、少しの反省タイムが設けられた。
第5ゲーム「サイレントゲーム」では、“酸っぱい液体に浸かった麺を静かにすする”というお題に挑戦した9番街レトロ・なかむらさんが割り箸を割る音でアウトとなり、わずか数秒で終了。次に、ヨネダ2000・誠さんが“静かに鼻洗浄をする”というお題に立ち向かうも、液体が流れ落ちる音が響き、こちらも数秒で終了した。勝負は引き分け。

最終ゲームは、「パネル通り抜けチャレンジ」。これまで0ポイントでもうあとがないフースーヤ軍だったが、“最終ゲームは5ポイント!”などの特別対応がないところに、このイベントにおけるリアクションへの本気度を感じる。
今回は、いろいろな形の穴がくり抜かれたパネルを壊さずに通り抜けるという内容のゲーム。9番街レトロ・京極さん、エバース・佐々木さん、令和ロマン・松井さんと連続してチャレンジ失敗となるなか、最後にフースーヤ・谷口さんが「P」という形にくり抜かれた穴を通ることに成功。観客から大歓声があがり、出演者みんなで「“P”ポーズ」をしてイベントは終了した。

結果的に、ダブルヒガシ軍6ポイント、フースーヤ軍1ポイントでダブルヒガシ軍の勝利。約75分間の怒涛のリアクション芸に、会場一体となって大笑いできる公演だった。
初開催にして大阪の街を存分に盛り上げた「OSAKA COMEDY FESTIVAL 2025」。次回があるかは決まっていないようだが、2026年の開催も期待したい。
取材・文=ウォーカープラス編集部
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