
2050年問題の1つに挙げられるAI化。スーパーやコンビニに導入されているセルフレジもその1つだ。自分で商品をスキャンし、決済をするセルフレジだが、有人レジをなくしてしまう店舗もあるため、不満を訴える人々もいる。今回は、狸谷さんの漫画「ヒャッキン店員のひとりごと」から、セルフレジをめぐる人々の葛藤を描いたエピソードを紹介する。
■セルフレジに不満を言う人々



セルフレジをうまく使えない客からは、「有人レジも置いてくれ」という強い要望があるという。セルフレジの監視役をしている店員は、レジを打つわけではないため、クレームを言われることが多いそうだ。一見暇そうに見えるが、実際はセルフレジの監視に加え、操作方法を教えたり、トラブルを処理したりしているため、1人で何台も管理しなければならず、有人レジのときより仕事量が多いという。
漫画のコメント欄には、セルフレジ賛成派の意見が多く見られた。「バーコードうまく読み取れなくて苦手だけど、でもちょっと楽しい」「有人レジが長い列で延々と待たされてるのを横目に、スッとセルフレジで会計済ませるのは気持ちいい…」など、使ってみると意外と楽しいという声が相次いだ。
なかには、「1人で買い物するときはセルフレジ。幼児を連れてるときは有人。使い分けが大事」といったアドバイスもあった。ATMが広く普及したように、セルフレジも数年後には当たり前になるだろう。「世の中はいろいろとアップデートされ、店員はそれについてアップデートする。しかし、いつまでもアップデートされないのは客の意識だけ」というコメントがあるように、時代とともに利用客も変わっていく必要がある。
■取材協力:狸谷(@akatsuki405)
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