2025年10月2日、『マムート秋冬コレクション発表会 ~マムート・イノベーション 2025~』が開催され、俳優の岡田准一さんが登壇しました。
岡田さんは、アウトドアアパレル『マムート』のアンバサダーを務めています。
イベントでは、ハイエンド・コレクション『アイガー エクストリーム』を着用して、スイスの名峰・アイガー北壁を模したセットの頂上から登場しました。
本記事ではそのイベントの様子をほぼ全文をレポートします!
岡田准一「もう普通の登場はできない」
岡田さんは、MCから名前を呼ばれると、約4.5mの高さを物ともせず、アイガー北壁の頂上から降りてきて登壇。
撮影:grape編集部
颯爽と登場した岡田さんですが、実は同年3月に行われたイベントでも高さ5mのロープを伝って会場に降臨していました。
華麗な身のこなしは、アクション作品を数々経験し、身体を鍛えている岡田さんならでは。
岡田准一「『初恋の人』に会えました!」 10年ぶりの再会を喜んだ相手は…?
前回に続いて、意外な登場方法に岡田さんは「もう普通には登場できなくなっていますね。嬉しいです。毎回、上から登場させてもらえてありがとうございます」と笑いながら感謝の言葉を述べていました。
『アイガー ノードワンド プロ ハードシェル フーデッド ジャケット』を着用して登場した岡田さん。着用の感想をこのように話していました。
これすごいですよ。本当にハードシェルなのかっていう。
僕のイメージのハードシェルってもっと固いイメージだったんですけど、イノベーションが入って、こんなに柔らかく、どこも引っかかるところなく本当に着ているのかって。裸なのかなって…。
それはちょっと言いすぎかもしれないですけど、動きやすさと、技術革新を感じました。
過酷な状況や、難易度が高い登山でも活躍できる本アイテムを気に入った様子の岡田さん。
修理可能なパーツなど、環境に配慮しながら厳しいコンディションに対応できるデザインを採用したことに感動したようです。
温かさもそうですけど、着心地のよさ、快適性とかも含めて、機能性全部がレベルアップしている。
環境問題に対してすごくつき詰めて、柔らかく着やすくなっていくって、すごい。いろんなことに配慮して、こういう着心地が生まれていったストーリーも素敵だなと思ってます。
司会者から、『マムート』のイノベーションにはどんな印象があるかを聞かれると、自身との共通点を見つけたといいます。
イノベーションを続けている。歴史を大事にしている。その先にイノベーションがあるっていうことが、すごくマムートイノベーションの素敵なところだと思ってます。
僕も、自分のイノベーションがいつできるのかと思っています。
(同年)11月から配信されるNetflixシリーズ『イクサガミ』とかで、時代劇をどうイノベーションというか、アップデートするのかっていうので、『岡田イノベーション』みたいなのを突き詰めたくてやっています。
このマムートイノベーションに関しては共感しますし、目標にしたいと思っています。
岡田准一9年ぶりの再会に喜び
後半は、登山家で医師の今井通子さん、『マムート』アスリートの小林由佳さんとともに、岡田さんを含めた3人でトークセッションをしました。
今井:今日は珍しく秋晴れの、しかもちゃんと10月らしい秋晴れの日になりましたので、みなさんお出かけにはそんなに支障はなかったと思います。今日のコレクションを色々とご覧になって、さらに山へ行く人々を触発してくださると嬉しいなという風に思います。
小林:『マムート』アスリートの小林由佳です、よろしくお願いします。
岡田さんと今井さんは、2016年公開の映画『エヴェレスト 神々の山嶺』のトークショー以来の共演で、なんと9年ぶりの再会。
久々に顔を合わせ、再会を喜び合いました。
撮影:grape編集部
今井:お久しぶりでございます。
岡田:お元気そうで。
今井:ありがとうございます。お互いさまですよ。
岡田:いや本当に、お会いする時には、かわいらしい方じゃないですか。山だと本当、めっちゃかっこいいんですよね。自然と山がめっちゃ似合うっていうか。山で会いたい。
撮影:grape編集部
岡田さんによれば、登山時はかっこいい印象になるという今井さん。
今回発表された『マムート』のコレクションのテーマは、1969年に日本登山隊がアイガー北壁の直登ルート『ジャパン・ディレティシマ』からオマージュしたものです。
今井さんは、当時27歳の若さで、日本登山隊としてアイガー北壁に挑戦。さぞ過酷な挑戦だったことでしょう。しかし今井さんはというと…。
岡田:すごいですね、成し遂げて。過酷だったんですか。
今井:いや、全然!
岡田:超人ですね!
「全然!」とけろっとした表情で話す今井さんに、岡田さんもびっくり。
「過酷というよりも楽しかった」と話し、登山愛を感じられました。
岡田さんは「当時の装備って今と全然違うじゃないですか」と、1969年当時のことを聞くと、今井さんはある工夫をしていたことを明かしました。
あの頃は、夏でも雪が降ったし、雪面が多かったりして、濡れたら夜になるとマイナスの温度になったりするので、命を落としちゃいますよね。
だから雨具だけはしっかり着たかった。何を使ったかっていうと、農業の時に使う厚い雨具でした。
重くはないけど動きにくかった。
撮影:grape編集部
「さらっと、すごいこと言いましたね」と驚いていた岡田さんですが、極限状態での工夫はまだありました。
濡れちゃうと身体が冷えちゃうから、雪が降った夜は夜通し歩く。寝ないように登っていましたね。
命を守るために過酷な状況で登山を続けていた今井さん。
小林さんも同じ山に行ったものの「全然楽勝じゃないです。1960年代に登ったのはほんとすごいなって改めて思いました」と称賛していました。
撮影:grape編集部
岡田さんから「今の装備でも大変でした?」と聞かれると、小林さんは「私は撮影だったので、途中までケーブルカーみたいなので上がっていったから、そこまでは行きやすかったです。ですが、その先に見上げた時に、思ったより傾斜が強くてすごかったです」と話します。
1969年よりもアイテムが充実し、安心感はあったといいますが、それでも命の危険と隣り合わせでしょう。
小林さんは「ウエアの動きの自由度っていうのがすごく高くて。軽さと一緒に安心感もあったので。とても動きやすかったです」と話していました。
撮影:grape編集部
岡田さんは、今井さんの功績を「現代の僕たちの背中を押してくれたり、道しるべになっていたりとか、過去のことなんだけど、先に行ってるようなのを歴史は感じるので、素晴らしいですよね」と持論を展開。
小林さんは「このデザイン性だったりコンセプトっていうのはすごく挑戦心を感じられるので、アスリートとしても刺激を受けます」と、アスリートならではの視点で語っていました。
岡田さんは、挑戦という意味で、『マムート』の新コレクションをこのように受け取ったようです。
イノベーションに対する挑戦とかをしたい時に着たり、仕事場で寒い中アクションしなきゃいけなかったり、調整をしたりする時に、ぜひこれを使わせていただきながら、自分も挑戦していきたいと思います。

