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【東大阪】創作に宿る職人の技、完全予約制で灯す夜の席。【今福Stayle】

「うまい」は、小さな違和感から

もっくんの料理は、いわゆる“創作料理”とは違う。派手な組み合わせではなく、慣れ親しんだ料理の中に、小さな違和感を忍ばせる。

たとえば「今福ポテサラ」。見た目はふつうのポテサラなのに、口に入れた瞬間に魚介の旨みが広がる。実際に使っているのはちりめん山椒と花鰹だけ。素材と火入れの積み重ねが、その不思議な味わいをつくり出している。

角煮には煮詰めたひじきを使った黒いソース。春巻きは蒸し鶏と季節野菜を包み、レモンとナンプラーで軽やかに。梅茶巾あんかけは、鯛の身をそっと包み、割烹の端正さを日常のテーブルに置いてみせる。

派手ではないけれど、「なんだかいい」と思わせる。その感覚が積み重なって、また足を運びたくなる。

日常と創作のあいだで

布施は観光地ではなく、地元の人が毎日づかいするまち。駅前の商店街には惣菜屋や八百屋が並び、通りを抜ければ古い家並みと新しいマンションが肩を寄せ合う。生活の匂いが濃いからこそ、飲食店も「気取らない日常」の延長にあることが求められる。

尖った創作ばかりでは浮いてしまうし、定番だけでは「らしさ」が薄まる。その狭間で、もっくんは慣れ親しんだ料理の中に、細やかな工夫を重ねてきた。

派手さではなく、気づけば「なんだかうまい」と思わせる。尖りすぎず、日常すぎず――そのバランスを掴むまでの試行錯誤が、いまの「今福スタイル」を形づくっている。

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