
韓国大衆文化のスペシャリスト・古家正亨が、いま見るべき韓国ドラマやK-POP番組を様々な情報や裏話を交えて紹介する「古家のABEMA韓流TIMES」3月のおすすめ作品として、韓国ドラマの金字塔『冬のソナタ』をピックアップした。
■韓国ドラマ人気の火付け役となった「冬のソナタ」
===
「いまさら『冬のソナタ』?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、実は、3月6日(金)より、ドラマ全編およそ1400分の物語を約2時間に再構成し、4Kにアップコンバートした日本限定版が劇場公開されたタイミングでもあるんです。
『冬のソナタ』といえば、日本における韓国ドラマ人気の火付け役となった基本中の基本とも言える作品です。ただ、意外にも若い世代の中にはまだ視聴したことがないという方も少なくありません。たとえば、私が胸に手を当てて斜め上を見上げると「どうされたんですか?」と聞かれることがありますが、これはペ・ヨンジュンさんのワンシーンを再現しているつもりなのです(笑)。ところが、その仕草も通じにくくなってきている。というのも、韓国での放送から来年で25年を迎える作品だからです。25歳前後の方にとっては、生まれる前に放送されていた作品ということになります。

だからこそ、いま改めて『冬のソナタ』を見ていただきたいのです。映画版の公開に合わせ、「ABEMA」でもドラマ版をお楽しみいただけます。ストーリーの詳細に触れる必要はないかもしれませんが、ペ・ヨンジュンさん演じるチュンサン / ミニョンと、チェ・ジウさん演じるチョン・ユジンが織りなす、切なくも儚いラブストーリーが展開していきます。
演出を手がけたのはユン・ソクホ監督。韓国ドラマ界の名匠として知られ、その映像美は高く評価されています。『秋の童話』『夏の香り』など、四季シリーズをすべて演出された方でもあります。『秋の童話』から韓国ドラマに入られた方もいらっしゃるでしょうし、『冬のソナタ』がきっかけだったという方も多いのではないでしょうか。
本作がここまで支持されてきた理由のひとつは、その美しい映像。そして、魅力あふれるキャスト陣。さらに、交通事故や記憶喪失、三角関係といった、いまや韓国ドラマの定番とも言える要素が凝縮されている点にあります。改めて視聴すると、もしかすると少し懐かしさを感じるかもしれません。しかし、その“原点”がここにあると考えていただければ、韓国ドラマがどのように発展してきたのかを実感していただけるはずです。

Ryuさんが歌う「最初から今まで」「My Memory」といった主題歌も、いまなお多くの方の心に残る名曲です。ドラマとともに聴くことで、その魅力はより一層深まることでしょう。さらに、象徴的なアイテムであるポラリスネックレスも、改めて注目したくなる存在です。
この作品を通して、韓国ドラマの魅力を原点から振り返ってみてはいかがでしょうか。きっと、この冬から春にかけて、心温まる時間をお過ごしいただけることと思います。映画版の公開も控えていますが、ぜひドラマ版もあわせてご覧ください。涙なしには見ていられない名作です。
===


