「副鼻腔炎による頭痛」の特徴はご存知ですか?頭が痛くなる原因も解説!【医師監修】

「副鼻腔炎による頭痛」の特徴はご存知ですか?頭が痛くなる原因も解説!【医師監修】

副鼻腔炎による頭痛への対処法と病院での治療

副鼻腔炎による頭痛への対処法と病院での治療

副鼻腔炎で頭が痛いときに自宅でできることを教えてください

副鼻腔炎による頭痛を和らげるためには、まず鼻の通りをよくする工夫が役立ちます。温かい蒸しタオルを頬や額に当てると血流が促され、副鼻腔内の圧迫感が軽くなります。加湿器を使って部屋の湿度を保つことも、粘膜の乾燥を防ぎ、鼻水の排出を助けます。鼻を強くかまず、片方ずつやさしくかむことが大切です。水分を十分にとることで膿が流れやすくなり、症状の改善につながります。また、睡眠不足や冷えは免疫の働きを弱めるため、身体を温かく保ち、十分な休養をとることも大切です。市販の鎮痛薬で一時的に痛みを軽くできる場合もありますが、長引くときは自己判断で薬を続けず、耳鼻咽喉科を受診する必要があります。

病院では副鼻腔炎の頭痛に対してどのような治療を行いますか?

病院では、原因や炎症の程度に応じて治療を行います。急性副鼻腔炎では、細菌感染が疑われる場合に抗菌薬を使用し、同時に炎症や痛みを抑える薬を併用します。鼻の粘膜の腫れを軽減させる点鼻薬や内服薬、膿を排出しやすくする去痰薬が処方されることもあります。

慢性副鼻腔炎では、炎症が長く続いているため、抗菌薬を長期的に服用するマクロライド療法が用いられることがあります。ポリープがある場合は、ステロイド点鼻薬で炎症を抑え、必要に応じて内視鏡手術で副鼻腔の通気を改善します。これにより膿のたまりを減らし、頭痛の再発を防ぎやすくなります。治療中は指示された薬をきちんと続けることが重要であり、途中で自己判断により中断すると再燃するおそれがあります。

編集部まとめ

編集部まとめ
副鼻腔炎は、風邪やアレルギーをきっかけに副鼻腔へ炎症が広がる病気で、鼻づまりや膿性の鼻水だけでなく、頭痛を伴うことも少なくありません。頭痛は、副鼻腔内にたまった膿による圧迫や神経への刺激が関係しており、額や頬、目の奥に重い痛みや圧迫感が現れます。痛みが天候や姿勢で変化する点や、鼻の症状を同時に伴う点が、片頭痛や緊張型頭痛との違いです。

自宅では、蒸しタオルで温める、加湿器で湿度を保つ、水分を十分にとるなどの方法が症状緩和に役立ちます。ただし、痛みや鼻づまりが長引く場合や熱を伴うときは、耳鼻咽喉科での診察が必要です。抗菌薬やステロイド点鼻薬などの治療により、炎症を鎮めて頭痛を改善させることができます。慢性化を防ぐためには、処方された薬を指示通りに使い続け、生活環境を整えることが重要です。副鼻腔炎による頭痛は、適切な治療で十分に軽快が見込めます。痛みを我慢せず、早めに医師へ相談し、再発しにくい状態を維持していきましょう。

参考文献

『鼻副鼻腔疾患に伴う頭痛,顔面痛』(日本耳鼻咽喉科学会会報)

『慢性鼻副鼻腔炎の成因・診断・治療』(耳鼻咽喉科展望)

『耳鼻咽喉科と頭痛』(日本耳鼻咽喉科学会会報)

『急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン2010 年版』(日本鼻科学会)

『慢性副鼻腔炎』(東京都健康長寿医療センター)

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。