「血圧サプリ」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「血圧サプリ」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
血圧を下げるサプリと降圧薬は併用しても大丈夫ですか?
伊藤 陽子(医師)
血圧を下げるサプリメントと降圧薬を併用できるかは、医師や薬剤師への相談が必要です。サプリメントの摂取によって血圧の値の変化や予期せぬ副作用が出たりする可能性もあるためです。また、血圧サプリは、「血圧は高めだが、高血圧と診断されるほどではない方」を対象としているため、降圧薬との併用は基本的に想定されていません。安全のために、自己判断での併用は避けましょう。
市販の血圧サプリはどれくらい飲み続ければ効果が出ますか?
伊藤 陽子(医師)
血圧サプリの効果があらわれる時期は、サプリの種類や個人の体質によって異なります。サプリはあくまでも「食品」であるため、薬ほどの即効性は期待できません。1〜2週間で効果があらわれるものもありますが、4〜12週間ほど摂取して効果を確認しているものが多い傾向です。詳しくは、摂取を検討するサプリメントの商品説明などを確認してみてください。
低血圧気味なのですが、鉄分サプリを飲れば血圧は上がりますか?
伊藤 陽子(医師)
鉄分サプリの摂取によって、血圧の数値そのものがすぐに上がる可能性は低いと考えられます。「低血圧によるふらつき」と「鉄分不足によるふらつき」は、原因が異なるためです。また、鉄分は摂取してすぐに体調が改善するものではない点でも、即効性は期待できません。ただし、低血圧と鉄分不足を併発している方は、鉄分サプリの継続摂取によって栄養状態の改善が期待できます。中長期的には、だるさやふらつきが緩和する可能性は考えられるでしょう。なお、治療が必要な病気が隠れている可能性もあるため、低血圧で体調不良の自覚がある場合は一度内科で相談することをおすすめします。
血圧が高い人のサプリメントは機能性表示食品を選ぶべきでしょうか?
伊藤 陽子(医師)
血圧が高い人のサプリメントは、機能性表示食品や特定保健用食品のように、国の制度に基づき、安全性や機能性に関する科学的根拠が公表されているものがよいでしょう。成分含有量や機能が不明確な一般の「健康食品」に比べ、表示内容の根拠が明確であり、製品選びの基準として一定の信頼がおけるためです。ただし、高血圧の治療を受けている方は、機能性表示食品、特定保健用食品のどちらであっても、摂取前に必ず医師にご相談ください。
まとめ 血圧サプリの活用法は正しく見極めよう!
高血圧向けの血圧サプリは、基本的に「高血圧と診断される手前の方」を対象とした商品です。現在治療を受けている方が摂取を検討する際は、まずは主治医へ相談しましょう。また、商品を選ぶ際は表示内容をよく確認し、信頼性の高いものを選ぶように心がけてみてください。

