「咽頭がん」の初期症状はご存知ですか?”風邪との違い”も医師が解説!

「咽頭がん」の初期症状はご存知ですか?”風邪との違い”も医師が解説!

咽頭がんの症状についてよくある質問

ここまで咽頭がんの発生原因・症状・治療などを紹介しました。ここでは「咽頭がんの症状」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

咽頭がんは触ったらわかりますか?

渡邊 雄介(医師)

咽頭がんの検査では触診を行うのですが、のどの腫れやリンパ節の腫れなどから首にしこりができることがあるため、しこりができている場合は自分で触ることで気づくことができます。しこりが触知できない部位の場合は内視鏡などを使って直接見る検査をしてもらいます。

咽頭がんはどのように診断されますか?

渡邊 雄介(医師)

初期症状にあったようなのどの痛みや首のしこり、出血や違和感、声の掠れなどの症状から受診し、視診・触診・内視鏡検査を受けて咽頭がんの疑いがある場合は、組織を一部切り取って詳しく調べます。生検(せいけん)といって、その組織ががんであるかを診断する方法です。咽頭がんがあればそれで診断されます。また、同時にCTやMRI・エコーなどを使用してがんの位置や大きさなどさらに詳しく調べ、がんの大きさなどにより咽頭がんのステージを決定するのです。がんの進行順にI・II・III・IVとステージが分けられます。早期がんはステージI・IIです。がんの位置・大きさ・ステージにより治療法が変わってきますので、しっかりと検査をしてもらう必要があります。

末期の咽頭がんの症状はどのようなものですか?

渡邊 雄介(医師)

風邪のような症状やよくある口内炎など、初期症状が軽いものであるため自覚されないまま進行する咽頭がんですが、その症状がのどの違和感や飲み込むときの痛みなどに変化していく過程で受診される人が多いです。くびのしこりなど外側から触ってわかるような状態になり、痰や鼻水に血が混じり初めたり声が枯れたりし始めると、その進行は進んでいることが多いでしょう。末期には物が二重に見えたり頭痛がしたりするなど脳神経症状まで発展していきます。この頃には、飲食がしにくい嚥下障害や呼吸困難からの発声障害が現れてくるでしょう。嚥下障害が出てくると食べ物が食べられないことによる体重減少や、呼吸困難からくる不活動など悪影響は大きくなってきます。

編集部まとめ

今回は咽頭がんの発生原因と症状について解説をしました。早期発見が難しいがんですが、再発率を下げるためには早期に発見し、早期に治療を開始することが大切であるといえます。

症状ひとつひとつは見逃してしまいそうなほど日常にありふれたものですが、自分の身体とじっくり向き合い、変化に気づく習慣をもつことは大変重要なことです。常日頃から気にかけることで、早期発見は可能になると思います。

今回は初期症状のセルフチェック方法も解説しましたので、是非こまめに自分の身体をチェックしてみてください。もし異変に気づいたら、気のせいだと思わず早めに医療機関を受診しに行ってください。

配信元: Medical DOC

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