「コラーゲン」は摂取しても“効果がない”の真相は?不足時の症状も管理栄養士が解説!

「コラーゲン」は摂取しても“効果がない”の真相は?不足時の症状も管理栄養士が解説!

コラーゲンの多い食品

コラーゲンの多い食品

魚介類(皮・骨・うろこ)

フカヒレ、ハモ(皮あり)、うなぎのかば焼き(特に皮の部分)、サケ(皮つき)、エイヒレ、丸ごと食べれる小魚など、皮や軟骨などの組織にコラーゲンが豊富に含まれています。高級なフカヒレは姿煮で丸ごと摂れ、ハモは湯引きにすることでぷるんとした弾力の食感が楽しめます。サケなど魚の皮には高品質なコラーゲンが豊富に含まれます。美容や健康のために魚は皮ごと食べるのがおすすめです。

肉類(皮・すじ・軟骨)

牛すじ肉、鶏軟骨、豚モツ、鶏手羽(先・元)、鶏皮、豚足、牛テールなど結合組織が豊富な部位で含有量が高くなります。スープや煮込み料理にすると溶け込んだコラーゲンも丸ごと摂れるのでおすすめです。

ゼラチン(煮こごり・ゼリー等)

コラーゲンは加熱すると水に溶けやすい「ゼラチン」に変化し、ゼラチンは体内で分解・吸収されやすく利用されやすくなります。さらに酵素で分解されると「コラーゲンペプチド」となり吸収率が高くサプリメントや健康食品で利用されています。
魚のアラや鶏の手羽先を煮た後、冷えてゲル化した「煮こごり」はコラーゲンが分解し、ゼラチンとして固まったものです。
ぷるぷるっとした食感を生かして、ゼリー、ババロア、マシュマロ、グミなどにも利用されています。ウインナーソーセージのパリッとした皮(ケージング)もゼラチンが用いられています。

食品カテゴリー 代表的な食品名

魚介類 フカヒレ、ハモ、うなぎ(皮)、サケ(皮)、エイヒレ、小魚

肉類 牛すじ、鶏軟骨、豚モツ、鶏手羽、鶏皮、豚足、牛テール

加工品 ゼラチン、煮こごり、ゼリー、グミ、マシュマロ

コラーゲンが不足すると現れる症状

コラーゲンが不足すると現れる症状

コラーゲンは皮膚や骨、関節、血管など全身の結合組織を構成する重要なたんぱく質です。加齢とともに体内での合成量は徐々に低下し、一般的には20代後半頃から減少傾向がみられるとされています。ただし、これは病的な「欠乏」というよりも生理的な加齢変化の一つです。
女性の場合は更年期以降、エストロゲンの低下に伴い皮膚のコラーゲン量減少がしやすいことが知られています。また、紫外線による光老化、喫煙、強いストレス、栄養バランスの乱れなども、コラーゲンの分解促進や合成低下に関与すると考えられています。特にコラーゲンの合成にはビタミンCや十分なたんぱく質摂取が欠かせません。

肌の老化(ハリ・弾力の低下)

肌の真皮に存在するコラーゲン線維が減少・変性すると、皮膚を支える構造が弱まり、ハリや弾力の低下につながります。その結果、たるみやシワが目立ちやすくなるほか、乾燥しやすい状態になることがあります。
ただし、肌の老化はコラーゲンだけで決まるものではなく、エラスチンやヒアルロン酸の変化、紫外線ダメージ、生活習慣など複数の要因が関与しています。そのため、特定の栄養素の不足のみを原因とするのではなく、総合的な視点で考えることが重要です。

からだの痛みや不調

クッションの役割である軟骨が減少し、膝や関節に痛みや炎症を引き起こします。また骨の柔軟性が失われ、脆くなり(骨粗鬆症)骨折しやすくなります。
コラーゲンは筋肉にも含まれるため、不足すると筋力低下や筋肉痛になりやすくなります。

髪・爪・目のトラブル

髪を育てる毛包(毛包幹細胞)にあるコラーゲンが減少することで、白髪、脱毛、薄毛につながりやすくなります。
爪が弱くなり、乾燥して割れやすく、脆くなりやすくなります。
目のピント調整機能に関わる組織が硬くなり、老眼、眼精疲労につながる可能性もあります。

配信元: Medical DOC

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