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通行人をヘルメットで襲撃、若者4人組の連続強盗…主犯に懲役11年 裁判長「良い友だちを作って」横浜地裁

通行人をヘルメットで襲撃、若者4人組の連続強盗…主犯に懲役11年 裁判長「良い友だちを作って」横浜地裁

横浜市や東京都町田市の路上で通行人を次々と襲った若者4人組による連続強盗事件などで、主犯格として強盗致傷罪などに問われた高橋瑠己(るき)被告人の裁判員裁判で、横浜地裁(足立勉裁判長)は3月12日、懲役11年(求刑:15年)の実刑判決を言い渡した。

高橋被告人は2024年11月、友人の松本直人被告人や少年らとともに、バイクで移動しながら通勤中の男性ら4人をヘルメットで殴るなどして現金などを奪った。

さらに神奈川県内を中心に、コンビニやブランド品のリユースショップ、質店などで窃盗を繰り返し、約1カ月半の間に計16件の事件を起こしたとされる。強盗致傷罪や強盗罪、窃盗罪、傷害罪、暴行罪に問われていた。

●「盗みで得た金を生活費や遊興費などに使い切る」

9件の窃盗で、高橋被告人が実行役を担った1件を除き、少年らに指示して狙った商品を確保させ、高橋被告人や松本被告人は店外でバイクなどに乗って待機。商品を持って逃げてきた少年らとともに逃走していたとされる。

横浜地裁の足立裁判長は「手慣れた態様」と指摘したうえで、犯行動機についても、次のように厳しく批判した。

「反社会的勢力から200万円を支払うよう要求されており、金を集める必要があったなどと供述するが、盗みで得た金を生活費や遊興費などに使い切るなど、切迫感はうかがえない。結局は私利私欲の目的の犯行であることに変わりはなく、酌むべき事情があるとはいえない」

●裁判長が説諭「良い友だちをつくってほしいです」

弁護側は、それぞれの犯行は松本被告人が主導したと主張していたが、判決は、高橋被告人自身も主体的に犯行に関与していたと認定し、これを退けた。

一方で、高橋被告人が犯行を認めて反省の言葉を述べていることや、被害者らに賠償する意思を示していること、父親が社会復帰後の監督を約束していることなどを踏まえ、懲役11年が相当と判断した。

判決の言い渡し後、足立裁判長は高橋被告人に対し、次のように説諭した。

「服役中は自分がしたことを反省し、社会復帰したら、犯罪に誘うような悪い友だちではなく、良い友だちをつくってほしいです。瑠己くんが精神的に成長することを期待しています」

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