大腸がんの手術費用とは?メディカルドック監修医が大腸がんの手術費用や入院費用などを解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「大腸がんの手術費用」はご存知ですか?ステージ別の治療法も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
齋藤 雄佑(医師)
日本外科学会外科専門医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。
「大腸がん」とは?
大腸がんは日本で患者数の多いがんの一つです。治療にあたっては手術が中心となりますが、費用や入院期間、治療内容はがんのステージや手術方法によって異なります。本記事では大腸がんの手術費用や入院費用の目安を、手術法ごとに内容とそれぞれのメリット・デメリット、さらにステージ別の治療方針について、分かりやすく解説します。
大腸がんの手術費用
日本の公的医療保険では、大腸がん治療の自己負担は1〜3割が基本です。後に詳細に解説しますが、内視鏡的治療の場合は、入院期間が短く、6万円〜20万円ほどの医療費が発生し、3割負担で2万円〜7万円程度の自己負担額です。また大腸がんの外科手術+入院にかかる医療費は、総額約64〜78万円程度で、自己負担額はその3割とすると19万円〜25万円程度です。これは手術から入院中の検査・薬剤などを含めた平均値であり、症例や病院によって上下します。また、がんのステージによって手術に加えて術後抗がん剤治療を行った場合などは、自己負担額の総額がさらに増えることも予想されます。
日本では高額療養費制度により高額な医療費がかかった場合でも、月々の自己負担額の上限額が設定されます。例えば月収(標準報酬月額)が約28万〜50万円程度の方の場合、1ヶ月の自己負担上限は約9万円前後です。そのため長期入院や高額な治療を受けても、月ごとの自己負担は一定額までに抑えられます。ただし、高額療養費制度の対象とならない差額ベッド代(個室料)や食事代、先進医療費用、入院中の日用品費などは別途自己負担となります。

