【結果4】祖父母の関与で困ったと感じたこと――価値観の違いが表れやすい項目が上位に

一方で、祖父母の関与について「困った」「嫌だった」と感じたことを聞いたところ(複数回答)、育児方針や生活習慣に関する価値観の違いが表れやすい項目が上位を占めました。
困ったこと上位10項目
・古い育児常識の押し付け:28.7%(86人)
・食事・離乳食・お菓子に口出しが多い:26.7%(80人)
・しつけ・叱り方に口出しが多い:24.3%(73人)
・衛生面(手洗い等)が不安:20.7%(62人)
・気を遣う:19.3%(58人)
・価値観が合わない:18.7%(56人)
・夫婦間で揉めた:16.7%(50人)
・勝手に物を買ってきた:12.3%(37人)
・勝手に食べさせた:12.3%(37人)
・勝手に連れ出した:11.7%(35人)
なお、「特に困っていない」と回答した人も26.0%(78人)と一定数存在しており、祖父母との関係が良好な家庭も少なくないことがわかります。
上位項目に共通しているのは、育児に関する考え方や常識が、時代とともに変化してきた点です。現在では、公的機関や専門家による情報更新が進み、睡眠環境や食事、衛生管理などについても以前とは異なる考え方が広まっています。
そのため、祖父母の善意による助言や行動であっても、現代の育児方針とすれ違いが生じることがあり、これがストレスや摩擦につながる要因の一つになっていると考えられます。
また、「勝手に物を買ってきた」「勝手に食べさせた」「勝手に連れ出した」といった項目からは、事前の相談や家庭内ルールの共有が不足した場合に、負担感が生じやすいこともうかがえます。
【結果5】祖父母との関わりによるストレス度――平均3.3点、低ストレス層が約6割

祖父母との関わりによるストレス度を10点満点で聞いたところ(祖父母と関わりがない/いない8人を除く292人が回答)、平均3.3点、中央値3点、最頻値3点 という結果になりました。
ストレス度の分布
・0〜3点(低ストレス):56.8%(166人)
・4〜6点(中程度):27.1%(79人)
・7〜10点(高ストレス):16.1%(47人)
詳細な点数分布
0点:14.0%(41人)/1点:10.6%(31人)/2点:11.0%(32人)/3点:26.0%(76人)
4点:12.0%(35人)/5点:9.6%(28人)/6点:5.5%(16人)
7点:3.4%(10人)/8点:5.5%(16人)/9点:1.0%(3人)/10点:1.4%(4人)
平均3.3点という結果から、多くの人にとって祖父母との関係は深刻なストレス源ではない一方で、完全にストレスを感じないわけでもない、やや気になる関係性であることがわかります。
低ストレスに分類される0〜3点が56.8%と過半数を占めており、祖父母との関係を概ね良好と感じている人が多い結果となりました。一方で、7点以上の高ストレス層も16.1%存在しており、一定数は強い負担を感じている実態も見逃せません。
また、最頻値は3点(26.0%)で、「大きな問題ではないものの、多少のストレスは感じている」という層が最も多いことが特徴です。
この分布から、祖父母との関係は約6割が良好、約3割が軽度〜中程度の摩擦、約1割強が強い負担を感じているという構造が浮かび上がります。
