上の子が2歳のとき、久しぶりに家族で義実家に泊まりに行った時のことです。気になっていた部屋のにおいに対して、無邪気な娘が放った「なんかくさい!」という一言に一瞬凍り付いた私。その後、夫とニオイのもとを発見したのです……。
義実家ので放たれる強烈なニオイの正体は
家族で義実家に泊まりに行った時のことです。
玄関を開けた瞬間、何ともいえないこもったにおいが漂ってきました。最初は気のせいかなと思っていたのですが、どうやらそうではないようです。
リビングに入るとニオイはさらに強くなりました。しばらくすると、部屋の中を歩き回っていた息子が、突然「なんかくさい!」と無邪気に口にしてしまいます。義母の目の前での発言に私は内心とても焦りましたが、当の義母は「え?そう?なにもにおわないけれど」と不思議そうに首をかしげています。
いったい何がにおうのだろう。エアコンの風だろうか、それともカーペットだろうかと思いながら、義母に気づかれないよう、こっそりとにおいの元を探ってみることにしました。
10分ほど探しましたが原因がわかりません。私と夫はあきらめて並んでリビングのソファに座りました。2人で顔を見合わせ、「ここからにおうね」と小声で確認し合いました。においの原因は、このソファだったのです。ちょうど長女がその上で遊び始めたこともあり、「衛生的に大丈夫かな」と不安が募ります。
私からはどうしても言い出しづらかったので、夫にお願いすることに。夫は義母に「母さん、なんだかソファにおうんだけど」とストレートに伝えてくれました。すると義母は、「そういえば最近カバーを洗っていなかったし、毎日犬がここで寝ているから」と思い当たった様子です。毎日暮らしているとにおいには気づきにくかったようで、「ごめんなさいね」と申し訳なさそうにしていました。
事情がわかり、その日のうちにカバーを外して洗濯することになりました。義理のお母さんににおいのことを指摘するのはとても勇気がいりましたが、子どもの健康を思うと、あの時夫に伝えてもらってよかったと思っています。
においの問題はとてもデリケートで、たとえ家族であってもなかなか口に出しづらいものだと改めて感じました。同時に、毎日同じ場所で生活していると、自分ではにおいの変化に気づかなくなってしまうこともあるのだとわかり、私自身も自宅の環境には気をつけようと思うきっかけになりました。
今では義母も、私たちが遊びに行く時は以前よりも清潔さを気にかけてくれるようになりました。私も穏やかな気持ちで義実家での時間を過ごせています。
著者:山本りかこ/30代女性/5歳の男の子と3歳の女の子を育てる母。平日は仕事、土日は家族と過ごします。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)

