疲れが取れないのは「タウリン」のせい?不足と過剰で起きる“体の異変”を医師が解説

疲れが取れないのは「タウリン」のせい?不足と過剰で起きる“体の異変”を医師が解説

メディカルドック監修管理栄養士が一日の摂取量・不足すると現れる症状・過剰摂取すると現れる症状などを解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「タウリンの多い食べ物」とは?不足すると現れる症状についても管理栄養士が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

中島 三容子

監修管理栄養士:
中島 三容子(管理栄養士)

一般企業で約20年自動車部品の設計補助業務に従事したのち、栄養士の世界へ。2022年に管理栄養士資格取得後は、国家試験対策教材の制作サポートや食育コーディネートに携わる。また、持続血糖測定の管理事務および保健指導を行い、ひとりひとりの「なんとなくわかっちゃいるけど」に寄り添いアプローチする。

「タウリン」とは?

「タウリン」とは?

タウリンは、1827年にドイツの研究者が牛の胆汁中に発見したことから、ラテン語で雄牛を意味するtaurus(タウラス)が語源になっています。硫黄を含むアミノ酸の代謝中間体で、体内ではメチオニンやシステインから合成されます。化学名を2-アミノエタンスルホン酸と言います。タウリンは体内でたんぱく質の合成に利用されず、遊離アミノ酸として存在するのが特徴です。ヒトでは特に脳と心臓に高濃度に含まれ、貯蔵量としては骨格筋に最も多く、網膜や肝臓、母乳にも多く含まれています。タウリンはそれらの場所において、体の機能を正常に保つための様々な働きに関与していることが明らかになっており、現在も研究が進められています。厚生労働省によりタウリンは「専ら医薬品として使用される成分本質 (原材料) 」に区分されており、化学的に合成されたものを医薬品のタウリン、牛の胆汁や魚介類のエキスを使用したものを食品添加物のタウリンとして区別して扱われています。

タウリンの一日の摂取量

タウリンの一日の摂取量

日本人の食事摂取基準2025年版に、タウリンの摂取量の基準はありません。疲労回復などを目的としたサプリメントでは、1日500~2000mg程度のタウリンが配合されることがありますが、公的な摂取基準は設定されていません。最近の研究では、タウリンを約300mg╱日摂っている中高年者は、約100mg╱日の人に比べ脚の筋力を維持できている事が分かりました。他にも、タウリンを約300mg╱日摂るとメタボリックシンドローム予防につながるとの報告もあります。しかし、日本人の食事からのタウリン摂取量は減少傾向にあり、平均摂取量は200mg未満/日にまで減少していたとの調査結果があります。

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。