3.不安・ストレス
飼い主さんの姿が見えなくなったときや、外出の前後に、廊下や玄関付近で低めの声で長く鳴き続ける場合は、不安や離れることによるストレスが考えられます。また部屋の中を歩き回りながら鳴いたり、ドアの前でじっと待ちながら声を上げたりする様子が見られることもあるでしょう。
この鳴き声には、「どこに行ったの?」「置いていかないで」という不安な気持ちが込められています。甘えの声よりも、声のトーンにどこか切なさを感じる響きになるのが特徴です。
対応として、安心できる寝床やにおいのついた毛布を用意するなど、「ひとりでも大丈夫」と思える環境を整えてあげましょう。帰宅時は大げさに反応しすぎず、まずは落ち着いた態度で接すること。少しずつ不安が和らぎ、鳴く時間も短くなっていくことが期待できます。
なお、鳴き続けるだけでなく、粗相や破壊行動、自傷行為などが見られる場合は、分離不安症の可能性もあります。分離不安症とは、飼い主さんと離れることに強い不安を感じ、過度に鳴き続けたり問題行動を起こしたりするものです。心配な場合は、早めに専門家へ相談することも検討しましょう。
4.発情期(特に未避妊・未去勢)
低く大きな声で「にゃあーーー」「あおーーー」と長く鳴く場合は、発情期の可能性があります。まるで遠吠えのように響く独特の鳴き方で、昼夜を問わず続くこともあります。
さらに動作の特徴もあり、低姿勢になり腰だけ高く上げるようなポーズや床に体をこすりつけたり、落ち着きなく歩き回ったりする仕草も特徴です。
これは本能的な繁殖行動によるもので、猫自身が意図しているというより、体の変化に伴って自然に起こる反応です。
夜間に鳴き声が強くなることも多いため、シャッターや窓、カーテンを閉めるなど環境面での配慮も大切です。今後の暮らしを見据えて、避妊・去勢手術を検討することも一つの選択肢となるでしょう。

