ママ友と働く店に子が来店→サボり癖のあるママが【大ピンチ】に|​​ママ友を雇ったらもめた話

ママ友と働く店に子が来店→サボり癖のあるママが【大ピンチ】に|​​ママ友を雇ったらもめた話

主人公・りほとママ友・みやこ、それぞれの子どもが2人が働くお店へやってくることに。そこでみやこは、自分の子どもの前で見栄を張ろうと画策しているようで…。

無邪気でかわいいお客様

子ども

翌日のお昼。学校を終えてまっすぐりおんとみつるくんが元気に店にやってきました。

「りおん、学校お疲れ様。みつるくんも、よく来たわね」

私が声をかけると、みつるくんは「ママが働いてるところ見せてくれるって言ってたから」と楽しそうにしていました。りおんは慣れた様子で、カウンターの端にあるいつもの席にランドセルを置きました。

みつるくんは、エプロンを締めてテキパキと(あるいはそのように見せて)動く母親の姿を見て、目を輝かせました。

「わあ、ママ、かっこいい! お店の人って感じ」
「そうよ、ママはここでお仕事頑張ってるの」

みやこさんは胸を張り、得意満面な顔で息子に笑いかけました。その姿だけを見れば、理想的な働く母親に見えるかもしれません。
しかし、その足元にあるゴミや、拭き残されたテーブルの汚れを、彼女は全く気に留めていませんでした。

しばらくは常連のお客様が続き、私はカウンターの中でコーヒーを淹れ、みやこさんは注文を取るという役割分担で動きました。みつるくんは、みやこさんがお客様から「ありがとう」と言われるたびに、嬉しそうに拍手をしています。

「ママ、かっこいい!」

みつるくんの純粋な言葉が、店内に響きます。内心それに、日頃の彼女を知る私は胸を痛めていました。

ピーク時を過ぎ、少し客足が落ち着いたころ。せっかくだからお店のまかないで子どもたちにおやつを用意しようと考えました。

「2人とも、おなか空いたでしょう? 何か好きなものを注文していいわよ。サービスね」

私がそう言うと、りおんは嬉しそうにメニューを開きました。

「ママ、私はいつものミックスジュース!あとはオムライスがいいな」
「僕はね……」

みつるくんは、メニューに大きく載っている写真に指を止めました。

何もかもが予想通りの展開

困る

「これ! ホットケーキがいい! ホイップクリームとイチゴがいっぱい乗ってるやつ!」

それは、ルミエール自慢の「特製厚焼きホットケーキ」。メレンゲをていねいに泡立て、弱火でじっくりと時間をかけて焼き上げる、少し技術のいるメニューです。 いつもは私が作っているのですが、ふとあることを思いつきました。それはほんの少し意地悪かもしれないものの、みやこさんを変えることができるかもしれない…そんな希望でもありました。

「OK!じゃあ、りおんのは私がやるから、みつるくんのは、ママに作ってもらおうね」

私が提案すると、みやこさんは一瞬、顔を強張らせました。

「えっ、私? りほさんが作ったほうが早いんじゃない?」
「みつるくん、ママの作ったホットケーキがいいよね?」
「うん! ママのホットケーキがいい!」

こうなると、みやこさんも引くわけにはいきません。

「……わかったわ。みつるのために、特別においしいやつを作るね」

配信元: ママリ

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