
井内悠陽と阿久根温世(ICEx)がダブル主演を務めるFODオリジナルドラマ「コントラスト」が、3月13日よりFODにて独占配信を開始。これを記念して、本作の完成披露試写会が、3月13日にフジテレビ本社マルチシアターにて実施され、主演の二人が登壇した。
■二人の“コントラスト”を描くBL漫画を実写化した青春ラブストーリー
本作は、不器用で対照的な青年二人が引かれ合う姿と恋する気持ちを丁寧に紡いだ、itz原作の同名BLコミックを実写ドラマ化した青春ラブストーリー。友情と恋の狭間で揺れる繊細な心理描写や、二人の“コントラスト”、煌めく青春とリアルな葛藤、高校生活をのぞいているようなリアルな日常感を映画のように美しく柔らかなトーンで、心地よい音楽に乗せて描く。
学年イチの人気者・青山翔太を井内、学年トップクラスの成績を誇る秀才・千川陽を本作で初めて主演を務める阿久根がそれぞれ演じる。
■「コントラスト」あらすじ
いつも人の輪の中にいる人気者だけど、どこか冷めたところがある青山翔太と、成績優秀な一匹狼の千川陽。クラスも名前も知らないけれど顔だけは互いに知っている。対照的な二人がある日屋上へと続く踊り場で出会う。喧騒が遠くに聞こえる二人だけの空間で人には言えない心の内を語り出す。誰も知らない学校の片隅で一つのイヤホンを分け合いギターリフの音を聴きながら、二人の鼓動はいつしか重なり合っていく。
大きな拍手で迎えられた2人は、挨拶を終えると、自身が演じた役柄について語っていく。阿久根は、原作を読んだ際に「自分は青山翔太なんじゃないか」と思っていたと明かし、自身とは真逆の千川陽役をもらった時は「これ大丈夫かな…」と不安だったと心境を吐露。
続けて、「千川陽は本当に真面目で成績優秀なんです。僕ももちろん真面目なんですが(笑)、勉強はなかなかできなかったり、目立ちたがり屋だったりするので…本当に真逆なタイプなんです」と自身の性格を分析。「とにかく一番千川陽を理解して、1からちゃんと作り上げていこうと強く思っていました」と役作りへの真摯な思いを語った。
井内も阿久根の言葉に同意し、「今回は初共演だったのですが、最初は温世の名前を調べて動画などを見た時に、すっごくクールな方だなと思っていました」と初対面前の印象を告白。しかし、「実際話してみたら温世は、良い意味で子どもというか(笑)。ボケたがりなところがあったり、一緒にふざけてくれたりして、人との距離を詰めるのが上手いなと。いろんな人たちからすごく好かれるタイプだろうなと思ったんです。そういう性格的な部分は、陽とは確かに正反対かもしれないですね」と、実際の阿久根の人柄を絶賛する。
■阿久根「(悠陽くんは)僕と似ててボケたがり屋で、笑うツボも合う」
一方、阿久根から見た井内の印象については、「最初顔を合わせた時は、すっごくいい笑顔と大きい声で『おはようございます!よろしくお願いします』って入ってきて、元気で真面目な方が来たなって思いました」と回顧。
続けて、「でもいざ現場に入ると、もちろんその印象は変わってないんですけど、意外とぬけてるんですよね。ちょっと天然で。あと僕と似ててボケたがり屋で、笑うツボも合う」と、井内の意外な天然ぶりを明かす阿久根。
その後、現場の様子についても、「本当にずっと話していました」(阿久根)、「ずっとボケ合ってたね」(井内)と笑顔を見せ、監督からアドリブを求められるシーンでは、互いの本当の笑いが引き出されていたと振り返った。
■井内「本当に温世でよかった」、阿久根「悠陽くんでよかったなって心から思う」
本読みの段階ではお互いに猫を被っていたと話す2人。阿久根は「僕は距離の縮め方が分からないタイプで、いき過ぎて相手から距離をあけられるのが怖いので、ずっと探りながら見ていました」と打ち明ける。
「でも、(悠陽くんが)意外とボケたがりっていうのが分かったので、ここがチャンスだなと思って一気に距離を縮めました」と阿久根が語ると、井内は「(温世は)いけるって思ってからの行動が、多分ちょっと間違えてる(笑)」とツッコミを入れる。
井内は撮影中の裏話として、「1日目から、僕の顔の寄りのカットを撮っている時、カメラに映らないところで(対面で温世が)めっちゃ変顔してくるんですよ。監督から『なんで翔太笑ってんの?』って言われるんですけど、(温世は)知らない顔するんですよね(笑)」と暴露。
これに対し阿久根は「逆もですよ!」と言い返し、続けて「お互いにこういうのやり合ってるんで。でも、やる時はしっかりやるんで、それが良かったなというのはありますね」と笑い合い、メリハリのある良い関係性を築いていたことをうかがわせた。
さらに、スタッフからのタレコミとして「広いスペースがあるのになぜか狭いところで隣り合って昼ご飯を食べていた」という証拠写真が公開されると、「撮られてたの!?」と驚く2人。井内は「確かに向かいにも椅子があったんだけど、だいたい横に座って、話しながら食べたね」と仲の良さを認める。
撮影以外の時間も一緒にいることが多かったという2人。阿久根は「プライベートの話も作品の話もたくさんして、めっちゃ濃い期間だった」と振り返り、井内も「ずっと基本的に2人でっていう撮影が僕も初めてだったので、本当に温世でよかった」と相方への強い信頼を口にする。その言葉に、阿久根も「僕も悠陽くんでよかったなって心から思います」と力強く応えた。
阿久根は「馬が合わなかったら気まずいから、最初は距離感を探っていた」と安堵の表情を見せ、井内の「天然でボケたがりだからすぐにツッコんでくれる」「関西出身で同じ匂いがする」といった点が、距離を縮める大きなきっかけになったと明かした。
■井内&阿久根「ボケたい」
また視聴者からの「2人でお笑いコンビを組むとしたら、どっちがボケでどっちがツッコミだと思いますか?」という質問に対しては、2人揃って「ボケたい」と主張し譲らない展開に。
井内が「両方します」と折れようとするも、阿久根は「どっちか選ばなきゃ」とピシャリ。その後も「じゃあ僕がボケます」「じゃあ僕もボケます」と堂々巡りのやり取りが続く。
最終的に井内が「答えでてないじゃん!じゃあ、ボケます、僕」と宣言し、阿久根が「…ツッコミやります」と渋々まとめるという、息の合ったコミカルな掛け合いで会場を沸かせていた。
取材・文=戸塚安友奈

