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猫の『歩き方』に異常があるときの原因5つ 病気の可能性や確認すべきポイントを解説

猫の『歩き方』に異常があるときの原因5つ 病気の可能性や確認すべきポイントを解説

1.関節や骨の異常

家の中を歩く猫

猫は高いところからのジャンプや着地を行うため、関節や骨への負担は想像以上に大きいものです。

特に高齢の猫(10歳以上)の多くが「変形性関節症」を持っていると言われていますが、犬のように顕著に足を引きずることが少なく、「寝てばかりいる」「ジャンプしなくなった」「爪とぎをしなくなった」といった行動の変化として現れるため、加齢のせいだと見過ごされがちです。

考えられる主な疾患

変形性関節症: 軟骨の摩耗により慢性的な痛みが生じます。 膝蓋骨脱臼(パテラ): 膝のお皿が外れる病気で、後肢をスキップするような歩き方をする 骨軟骨異形成症: 特定の猫種(主にスコティッシュフォールド)に見られる遺伝性の疾患で、手足の関節に骨瘤(こぶ)ができ、激しい痛みを伴います。

チェックポイント

行動の変化: キャットタワーに登らなくなった、爪とぎをしなくなった、グルーミングが減り毛割れしている(背中など届かない場所がある)。 トイレの失敗: トイレの縁をまたぐのが辛くて、外で粗相をしていないか。 触診: 足や腰を触ると嫌がる、怒る、噛みつこうとする反応がないか。

2.神経系の障害

家の中を歩く猫の後ろ姿

脳、脊髄、末梢神経の異常により、運動機能やバランス感覚が損なわれる状態です。

猫で特に緊急性が高いのが「血栓症」による後ろ足の麻痺です。心臓病を持っている猫に多く、血栓が血管に詰まることで突然激痛と共に歩けなくなります。

考えられる主な疾患

大動脈血栓塞栓症(サドル血栓): 後ろ足への血流が途絶え、肉球が冷たくなり、激痛と麻痺が起こります。一刻を争う救急疾患です。 椎間板ヘルニア: 犬ほど多くはありませんが、外傷や加齢により発症し、麻痺やふらつきが生じます。 前庭疾患: 特発性や中耳炎などが原因で、目が回っている状態になり、まっすぐ歩けず転倒したり、首が傾いたり(斜頸)します。

チェックポイント

足の甲: 足の甲を地面につけて歩く「ナックリング」をしていないか。 肉球の色と温度: 麻痺している足の肉球が白っぽく、冷たくなっていないか(血栓症の兆候)。 目の動き: 黒目が左右や上下に揺れる「眼振」がないか。

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