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猫の『歩き方』に異常があるときの原因5つ 病気の可能性や確認すべきポイントを解説

猫の『歩き方』に異常があるときの原因5つ 病気の可能性や確認すべきポイントを解説

3.筋肉の疾患

ぐったりする猫

筋肉そのものの炎症や、病気による筋力の低下によって歩行が困難になるケースです。筋肉が弱ると、頭を支えられなくなったり、ふらふらとした歩き方になったりします。

考えられる主な疾患

低カリウム血症性ミオパチー: 慢性腎臓病などでカリウムが欠乏し、全身の筋力が低下します。首を持ち上げられなくなる(首下がり)のが典型的な症状です。 重症筋無力症: 神経から筋肉への指令が伝わらなくなる病気で、動くとすぐに疲れて座り込んでしまいます。巨大食道症を併発することもあります。 筋炎(トキソプラズマ症など): 感染症や免疫介在性の原因で筋肉に炎症が起き、歩くと痛がる様子が見られます。

チェックポイント

首の角度: 顎を胸につけるように、うなだれて歩いていないか。 歩き方のリズム: トボトボと歩幅が狭い、あるいは後ろ足をぎこちなく揃えて動かしていないか。 ジャンプ力: 以前なら登れていた低いソファなどにも失敗していないか。

4.代謝性疾患

診察を受ける猫

ホルモン異常や内臓機能の低下が、歩き方に独特の影響を与える場合もあります。

代表的なのが「糖尿病」です。高血糖が続くことで神経障害が起き、「蹠行(しょこう)」が見られるようになります。

蹠行とは普段はつま先立ちで歩く猫が、人間のように踵(かかと)をべったりと地面につけて歩く状態です。

考えられる主な疾患

糖尿病性ニューロパチー: 末梢神経障害により、後ろ足の踵が地面につく歩き方(蹠行)になります。ジャンプ力が著しく低下します。 甲状腺機能亢進症: 高齢猫に多く、代謝が活発になりすぎるため、食べているのに痩せていきます。筋力が落ち、落ち着きなくウロウロと歩き回るようになります。 慢性腎臓病: 貧血や尿毒症による倦怠感から、足取りが重くなり、ふらつきが生じます。

チェックすべきポイント

足の着き方: 後ろ足の踵(アキレス腱の部分)が地面に接していないか。 飲水量と尿量: 水を飲む量が異常に増え、おしっこの塊が大きくなっていないか(糖尿病・腎臓病のサイン)。 体型: 食欲はあるのに背骨が浮き出るほど痩せてきていないか。

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