段ボール製とは思えないアイテムの作り方がYouTubeに投稿され、「なんともゴージャスな」「素晴らしい」と海外から注目を集めています。
動画を投稿したのはスペイン・バルセロナを拠点に活動しているアーティストの伊藤茂さん。伊藤さんは、YouTubeチャンネル「Itoshige Studio」を運営し、段ボールの可能性を生かした小さな家具や収納の作り方を紹介しています。これまでに50種類以上のデザインを公開しており、それぞれの作品で独自の加工方法や構造を細かく解説しています。
今回は段ボールで断面がL字の棒状のパーツを製作し、それを組んでランプシェードを作ります。材料は7ミリ厚の段ボール。シェード用として40センチ×30センチのものを、土台部分として30センチ×30センチのサイズのものを用意します。
また、同じサイズのパーツを複数作ることになるので、材料のカットに使う定規を2.5ミリ厚の厚紙で作っておきます。定規は42ミリ幅、21ミリ幅、14ミリ幅、7ミリ幅の4種。縁に出っ張りがあるので、そこを材料の端に引っ掛け、定規幅の端に沿ってカッターを使うと正確な寸法で材料をカットできます。
シェードの骨組みとなるのが直方体のフレーム。フレームは棒状のパーツを組んで作り、各パーツには一定の強度をもたせる必要があります。
パーツ用に細長くカットした段ボールは、所定のラインに沿ってカッターナイフで筋を入れます。このとき、段ボールを完全に切断するのではなく、片面の表層部分の紙はカットせず残すようにします。
不要な部分を取り除いたら、パーツの両端を所定の形にカット。ここはフレームのジョイント部分になります。
スタイラス(先が丸い棒)で折り目の溝を作り、パーツの短辺側から見て90度になるように折るとL字の断面を持つ棒ができます。これならシェードのフレームとして十分な強度を確保できそうです。
ランプシェードのフレームを構成する12本の棒状のパーツのカットを終えたら、それぞれをL字の断面を持つパーツとなるよう接着します。
さらに各パーツを接着。対となるジョイント構造同士を差し込むように組み合わせるとぴったりはまります。これは丈夫そうですね。
各パーツの内側にはL字の溝があるので、そこへ半透明のトレーシングペーパーを貼ります。貼り付けるのは、全6面のうち下側の面を除く5面となります。
土台の部分はまず3つのパーツを加工して正方形のトレーのような構造を作り、その中にシェード部分をはめるためのパーツをセット。さらに、卵形のLEDライトを置き、シェードをかぶせると完成です!
完成サイズは、シェード部分が横13センチ、奥行き13センチ、高さ30センチ。土台部分が高さ2センチとなります。伊藤さんはA4用紙にプリントできるテンプレート(型紙)を販売しており、こちらを使うと1〜2時間ほどで完成させられるそうです。
伝統的な行灯(あんどん)の形を引き継ぎつつ、よく見るとモダンな雰囲気のあるキューブ型ランプシェードは段ボール製とは思えない出来映えです。
なお、段ボールは可燃性素材なので、白熱電球など発熱するランプの使用は発火の可能性があります。必ず低発熱のLEDライトを使用してください。また、その場合でも念のため長時間は使用せず目の届く範囲で使いましょう。
動画には英語テロップが付けられており、海外から「ステキ」「シンプルで美しくエレガント」「ゴージャスでミニマルなデザインだね」「ミニマルな見た目が気に入ったよ」というコメントが寄せられています。
伊藤さんはInstagram(@itoshigestudio)でも、このランプシェードの作り方を投稿。自身のサイトで情報を発信しているほか、電子書籍『ダンボールで作るミニ家具・収納 テンプレート20選: ITOSHIGE STUDIO式ダンボール・アップサイクル術』も発売中です。
画像提供:YouTubeチャンネル「Itoshige Studio」/公式サイト「ITOSHIGE STUDIO」

