
2021年に職場を退職して漫画の投稿を始めたやぎ公さん(@yagi_kou_)。30年の会社員経験をもとに描く「ネコ谷さんは会社員」は、リアルな会社生活を描いた漫画として人気を集めている。今回は、キャッシュレス決済について描かれた漫画を紹介する。
■飲み会の会計、どうする?



会社帰り、ネコ谷さんと後輩のチュー尊寺君は久しぶりに飲みに行った。会計は、チュー尊寺君がキャッシュレスでまとめて支払ってくれた。割り勘すると、1人あたりの金額は2680円。現金派のネコ谷さんは、お釣りを持っていないチュー尊寺君に現金を渡す際、自分が多めに払うという粋な計らいをするのだった。
この漫画が投稿されると、「先輩の気持ちが詰まってますね」とネコ谷さんの行動を称賛する声や、「私はお店によって使い分けてる」「現金払いが多いですね」など、それぞれの支払い方法についてのコメントが寄せられた。
■割り勘の経験と素敵な先輩
作者のやぎ公さんにも話を聞いた。この漫画を描こうと思ったきっかけは、支払い方法が多様化する現代で、キャッシュレス化が進んでいることを漫画のネタにしたいと思ったからだという。
割り勘の際に困った経験はあるかという問いには、「勤めていたとき、飲みに行って誰かがまとめて会計を済ませた後、割り勘で集金しようとしたら、酔っ払いが大騒ぎして店員さんに苦笑いされて困りました」と答えた。
漫画に登場するネコ谷さんのような素敵な先輩はいたのだろうか。「一緒に飲みに行って多めに払ってくださった先輩ももちろん素敵です」と話し、「なかでも印象的だったのは、結婚していてお小遣い制だった先輩が、安い居酒屋を見つけて私と後輩たちを誘ってくれたことです」と語った。お小遣いが少ないのに、少し多めに払ってくれたことがとてもうれしかったと振り返る。
キャッシュレス決済が増加している一方で、まだまだ現金派という人も多い。これからの時期は、さまざまな年代が集まる機会も増えるだろう。そんなときは、ネコ谷さんの気遣いを参考にしてみてはいかがだろうか。
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