筆者の知人A子さんは、歯医者さんや美容院のシャンプー台といった、しばらく横にならないといけない状況になると、気分が悪くなることがありました。普段は誰にも言わず耐えていることが多いですが、ある日、歯医者さんで治療を受けている時に、耐えられないほど気分が悪くなってしまいました。「迷惑だと思われるかな……」不安に思いながらも先生にそのことを伝えると、意外な言葉が返ってきたのでした。
歯医者さんや美容院が苦手
私は歯医者さんや美容院のシャンプー台といった、しばらく横にならないといけない状況が苦手で、気分が悪くなることがあります。小さい頃は平気だったのですが、社会人になってストレスも関係しているのか、私の場合は疲れているとより一層この症状が出やすくなります。「もし途中でパニックになったらどうしよう」という不安が、さらに体調を悪化させていたのかもしれません。
ある日、虫歯治療のため歯医者さんに行った時のこと。前日はしっかり寝ていたものの、診察台に横になると気分が悪くなってきました。徐々に辛くなってきましたが、治療を止めると先生たちに迷惑をかけてしまうかもしれないと思い、必死に耐えていました。今思えば、無理をして万が一のことが起きる方が、かえって大きな迷惑に繋がってしまうのですが、その時の私は必死でした。
限界がきて、手をあげることに
しかし、これ以上耐えられないほど気分が悪くなってしまい、手をあげることに。すると、ピタっと治療が止まり、「どうしましたか?」と先生が優しく聞いてくれました。私は、歯医者さんで横になると気分が悪くなることがあり、その症状が今出てしまったことを伝えました。
「先生たちはきっと迷惑そうな顔をしてるだろうな……」と不安に思っていると、「ずっと横になるのが苦手な方、結構いらっしゃいますよ。無理をされるのが一番危ないので、教えていただけて良かったです」とにっこり。ゆっくり起き上がらせてくれたり、窓を開けて外の空気を入れてくれたりと、私のような患者の対応にも慣れているようでした。
先生たちが優しくスムーズに対応してくれたのと、気分が悪くなった私を「この症状は自分だけではない」と受け入れてくれたからだと思います。私はとても安心しました。すると体調も良くなり、その後また治療を続けられました。

