ミキさんは夫・吾郎さんと、幼稚園に通う息子・翼君との3人家族。仕事だけでなく、家事も育児もほぼひとりで担当していますが、吾郎さんは手伝おうとせず、ミキさんのパート収入を見下しています。そんな中、ミキさんがパート収入を増やしたら家事を手伝うと言い出した吾郎さん。
約束通りミキさんはシフトを増やしますが、吾郎さんはゴミ捨てを2日連続で忘れ、頼まれた家事も屁理屈で回避しようとします。我慢の限界に達したミキさんは、今までしていた出迎えや作り立ての夕食をやめ、先に就寝する生活を開始。自分の使った食器は洗うように書かれた置手紙を読んだ吾郎さんは憤慨し、食器洗いをしたくないがためにカップ麺を食べます。翌朝、リビングを見たミキさんは驚愕! 置きっぱなしの夕飯は傷み、シンクは流しっぱなしのカップ麺の汁と具で汚れ放題だったのです。
「手紙を読んでこれなの?」と吾郎さんに対する失望でいっぱいになるミキさん。涙をこらえながら「もういいや…」と心に暗い影が落ちます。
そこへ、吾郎さんが起きてきますが……。
イライラが止まらない妻












無視されたことに居心地の悪さを感じる吾郎さんはですが、深刻に受け止める様子はありません。のんびりとテレビの占いコーナーを眺めながら、ミキさんに「朝食まだ?」と尋ねます。
その一言で、ミキさんの顔は怒りで真っ赤に。
ミキさんが「机に置いておきましたけど」と告げると、吾郎さんは、「あれは昨日のだろ?」と嫌そうに言います。
その瞬間、ミキさんは、昨夜夕飯が机の上に置かれていたことをわかっていたのだと確信するのでした。
印象的だったのは、吾郎さんがミキさんの異変に気づきながらも、その原因を自分の言動と結びつけて考えようとしなかったことです。
相手の様子がいつもと違うとき、大切なのは変化に気づくだけでなく、なぜそうなっているのかを自分ごととして受け止めることなのかもしれません。
近しい関係ほど甘えが出やすいものですが、その積み重ねが相手を深く傷つけてしまうこともあるのだと考えさせられますね。

