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「花粉」が付着しにくい服装のポイントはご存知ですか?その他の対策も解説!

「花粉」が付着しにくい服装のポイントはご存知ですか?その他の対策も解説!

花粉症はスギやヒノキなどの花粉が原因で、身体にアレルギー反応を引き起こす疾患です。

近年では飛散量の増加に伴い、鼻水や鼻づまり、眼のかゆみなどの不快な症状に悩まされる方が増えてきています。

花粉が飛散する環境で長時間過ごしていると、たとえ花粉症になったことがない方でもある日突然発症する可能性があるため注意が必要です。

この記事では花粉症のメカニズムや症状、治療の方法について解説しています。

また自分でもできる効果的な花粉症対策もご紹介していますので、花粉症の方は症状の軽減対策として、花粉症になったことがない方は予防対策として参考になれば幸いです。

五藤 良将

監修医師:
五藤 良将(医師)

防衛医科大学校医学部卒業。その後、自衛隊中央病院、防衛医科大学校病院、千葉中央メディカルセンターなどに勤務。2019年より「竹内内科小児科医院」の院長。専門領域は呼吸器外科、呼吸器内科。日本美容内科学会評議員、日本抗加齢医学会専門医、日本内科学会認定医、日本旅行医学会認定医。

花粉症のメカニズムや症状

杉の花とマスク

花粉が飛散しやすいシーズンを教えてください。

花粉が飛散しやすい時期は植物により異なります。関東地方では毎年2〜4月頃にスギ花粉が、4〜5月頃にヒノキ花粉がそれぞれ飛散しやすいです。北海道や本州の一部地域では4〜6月頃にシラカバ花粉が飛散します。
また、8〜10月にかけてブタクサ・ヨモギなどの花粉が飛散のピークとなり、秋の花粉症にも注意が必要です。1日のなかでは特に昼前後と夕方に花粉が多く飛散します。温暖で風が強い日や雨上がり後、晴天時など気象条件が重なることで飛散量がさらに増幅します。

花粉症のメカニズムを教えてください。

花粉が体内に入り込むと、粘膜や血中で産生される特異的IgE抗体が体内の細胞(肥満細胞など)と結合し、ヒスタミンやロイコトリエンというアレルギー原因物質を体内に放出します。
花粉を吸い込む機会が多いほど細胞が活性化されるため、アレルギー物質が体内に増加します。これが花粉症のアレルギー反応として、くしゃみ・鼻づまりなどの不快な症状を引き起こすのです。

急に花粉症になることもありますか?

一般的には花粉の吸入量が少なければ、花粉症は発症しにくいです。しかし度重なる外出で、長期にわたり花粉を摂取しやすい環境にさらされている方は、体内に一定量以上の抗体が産生されるためアレルギー反応を引き起こす可能性はあります。これにより、今まで花粉症を発症したことがない方でもある日突然、花粉症の発症に至るケースがあります。

花粉症の症状を教えてください。

花粉症になると、身体が花粉を外に出そうとするはたらきにより、以下のような症状が現れます。

くしゃみ・鼻水・鼻づまり

眼や皮膚のかゆみ・涙目

お口の渇き・喉の違和感

倦怠感・集中力の低下

粘膜が付着しやすい鼻や眼に症状が集中しがちですが、喉・皮膚に影響が出る患者さんもいます。倦怠感や集中力の低下も花粉症の症状に該当します。

自分でできる花粉症対策やセルフケア

メガネと目薬とマスク

自分でできる花粉症対策を教えてください。

花粉症では自分で予防対策をとることで症状の軽減が可能です。具体的には以下の対策があげられます。

外出の時間帯に気を付ける(飛散量の多い昼前後や夕方を避ける・在宅勤務の検討など)

帰宅時や洗濯物を取り込むときは花粉を家に持ち込まない(外で払い落とす・乾燥機の活用)

手洗い・うがい・洗顔の徹底

掃除のときには濡れ雑巾やモップを使用(床に落ちた花粉を拭き取る)

ストレスをためない規則正しい生活(飲酒や喫煙の量に気を付ける・腹八分目・睡眠をしっかりとるなど)

以上のような対策を心がけるとよいでしょう。特に規則正しい生活を送ることは粘膜の機能を正常に保つためにも大切なポイントです。
新生活の時期と重なり生活が不規則になりがちですが、決して無理はしないようにしましょう。

花粉が付着しにくい服装のポイントを教えてください。

花粉を付着させない服装は、素材の選択が重要なポイントです。例えばウールやニットなどの素材よりも、木綿やポリエステルなど表面が滑らかな素材の服を着用することで、より花粉の付着量を減らせるでしょう。
また、頭部や顔部分を花粉から守ることも有効な手段です。つばが広めの帽子やメガネ・マスクの着用で、花粉が粘膜に付着するのを予防します。長髪の方は髪をまとめて、花粉が付きにくいヘアスタイルにしておくのもよいでしょう。

市販の目薬や点鼻薬によるセルフケアは効果が期待できますか?

市販の目薬や点鼻薬でも花粉の不快な症状を軽減します。ただし、薬品中の抗ヒスタミン成分は鼻水やくしゃみを抑える作用がある反面、副作用として脳内のヒスタミン神経系に作用し、眠気を引き起こすことがあります。具体的には脳や神経に作用して眠気をもよおすことがわかっており、運転する機会の多い方や機械を操作する職業の方などは注意が必要です。
また点鼻薬中に含まれる血管収縮成分(主にナファゾリンなど)は、粘膜の充血を抑え鼻づまり改善効果が期待できますが、使いすぎるとかえって鼻づまりを誘発してしまうこともあります。既往歴や気になることがあれば、自己判断に頼ることなく、医師へ相談することをおすすめします。

配信元: Medical DOC

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