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「子宮頸がん検診」でひっかかる“4つの原因”とは?異形成の判定や症状も医師が解説!

「子宮頸がん検診」でひっかかる“4つの原因”とは?異形成の判定や症状も医師が解説!

子宮頸がん検診にひっかかる原因は何?メディカルドック監修医が、精密検査になる理由やHPVとの関係、注意すべき症状や受診の重要性を解説します。

木村 香菜

監修医師:
木村 香菜(医師)

名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。

子宮頸がん検診とは?

子宮頸がん検診は、子宮の入り口にできるがんやその前段階の変化を早期に見つけるための検査です。自覚症状がない段階で異常を発見できる点が大きな特徴です。

子宮頸がん検診の目的と方法

子宮頸がん検診の目的は、がんそのものだけでなく、がんになる前の「前がん病変(異形成)」の段階で発見し、適切な経過観察や治療につなげることです。主な検査は子宮頸部の細胞を採取して顕微鏡で調べる「細胞診」です。近年はHPV検査を併用する方法も広がっています。これにより、将来の発症リスクをより正確に評価できるようになっています。

子宮頸がん検診は何歳から受けた方が良い?

日本では20歳以上の女性に対し、定期的な子宮頸がん検診が推奨されています。性交渉の経験があればHPVに感染する可能性があるため、若年層であっても対象となります。多くの自治体では2年に1回の受診が推奨されており、症状がなくても定期的に受けることが重要です。

子宮頸がん検診にひっかかる原因とは?

検診で「要精密検査」や「異常あり」と言われると不安になりますが、ひっかかる理由はがんだけではありません。検診には偽陽性と呼ばれる判定も含まれ、精密検査で問題がないと分かるケースもあります。

子宮頸がんの「グレーゾーン(異形成)」とは

子宮頸部細胞診の結果は、現在「ベセスダシステム」に基づいて報告されます。がんと断定できないものの、正常とも言い切れない状態がいわゆるグレーゾーンにあたります。

代表的な判定は次のとおりです。

ASC-US(Atypical Squamous Cells of Undetermined Significance)
意義不明の扁平上皮細胞異型を意味します。軽度の細胞変化があるものの、反応性変化(炎症など)との区別が難しい状態です。まずHPV検査を行い、リスク評価をすることが一般的です。

LSIL(Low-grade Squamous Intraepithelial Lesion)
軽度の上皮内病変を示します。多くはHPV感染による一過性の変化で、自然に改善することもあります。若年層では経過観察となる場合もあります。

HSIL(High-grade Squamous Intraepithelial Lesion)
高度の上皮内病変を示し、がんに進行する可能性が相対的に高い状態です。コルポスコピーや組織診を行い、必要に応じて治療が検討されます。

いずれの場合も、結果だけでがんと確定するわけではありません。精密検査によって実際の病変の有無や程度を確認することが重要です。

HPV(ヒトパピローマウイルス)感染

子宮頸がんの主な原因はHPVの持続感染です。HPVは性交渉で感染し、多くの人が一生のうちに一度は感染するとされています。多くは免疫によって排除されますが、感染が長期化すると細胞異常を引き起こし、検診で異常と判定されることがあります。

膣炎などの炎症

腟炎や子宮頸管炎などの炎症があると、細胞の形態が一時的に変化し、細胞診で異常と判定されることがあります。性感染症が関与する場合もありますが、炎症が改善すれば正常に戻るケースもあります。

ホルモンバランスの変化による一時的な異形成

妊娠中や更年期など、ホルモン環境の変化によって子宮頸部の細胞の見え方が変わることがあります。これが細胞診で異常と判断される場合もありますが、必ずしも前がん病変とは限りません。

検体採取時にうまく採取できなかった

出血やおりものが混ざっていた場合や、細胞が十分に採取できなかった場合は、正確な評価ができず再検査となることがあります。これは異常とは異なり、検査精度を保つための対応です。

配信元: Medical DOC

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