いちごの保存方法や期間

いちごは水分が多くデリケートな果物で、温度や湿度の影響を受けやすいため、できるだけ早めに食べるのが基本です。購入後は状態を確認し、傷んでいるものがあれば取り除いておきましょう。
冷蔵保存の目安
保存期間の目安は冷蔵庫の野菜室で約2〜3日程度です。鮮度や購入時の状態によってはそれより短くなることもあります。パックのまま保存すると実同士が重なった部分から傷みやすくなるため、可能であればキッチンペーパーを敷いた保存容器に移し、いちご同士が触れ合わないように並べましょう。保存時は洗わず、食べる直前に洗うのがポイントです。水分が付着するとカビや傷みの原因になります。並べる際はヘタを下にすると、やわらかい先端部分への負担を減らせます。光や乾燥を防ぐためにふんわりラップをかけて保存するとよいでしょう。
冷凍保存の方法
すぐに食べきれない場合は冷凍保存も可能です。ただし、解凍すると水分が出て食感がやわらかくなるため、用途を考えて保存しましょう。下処理としてヘタを取り、さっと洗ってから水気をしっかり拭き取ります。重ならないように並べて冷凍し、凍ったら保存袋に移すと使いやすくなります。甘みの低下や変色を防ぐために、少量の砂糖をまぶしてから冷凍する方法もあります。凍ったままシャーベットのように食べたり、スムージーやジャム、ソース作りに活用するのがおすすめです。
保存方法 期間の目安 ポイント
冷蔵(野菜室) 約 2 〜 3日 洗わず、重ならないように並べる。ヘタを下にする。
冷凍 約 1か月 ヘタを取り洗って水気を拭く。スムージーやソースに。
「いちごの栄養」についてよくある質問

ここまでいちごについて紹介しました。ここでは「いちごの栄養」についてよくある質問に、メディカルドック監修管理栄養士がお答えします。
いちごにはどんな栄養が含まれていますか?
寒河江 陽子
ビタミンC:7〜10粒で1日分を摂取でき、免疫力向上や美肌に寄与します。
アントシアニン:赤い色素。強い抗酸化作用で眼精疲労や老化を防ぎます。
葉酸:血液をつくる成分。貧血予防や妊活中の方に不可欠です。
ペクチン(食物繊維):整腸作用があり、血糖値の上昇を抑えます。
カリウム:余分な塩分を排出し、むくみ解消を助けます。
キシリトール:天然の甘味料。虫歯予防に役立つ成分です。
いちごの一日の摂取量はどのくらいでしょうか?
寒河江 陽子
いちごの1日の目安量は、約7〜10粒(100〜160g程度)がひとつの目安です。文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」によると、いちご(生)100gあたりのビタミンC含有量は62mgです。厚生労働省が示す成人のビタミンC推奨量は1日100mgとされており、この量をいちごで補う場合は約160gが必要になります。いちご1粒の重さは中サイズで約15〜20gのため、8〜10粒前後が目安となります。ただし、ビタミンCは野菜や他の果物からも摂取できるため、必ずしもいちごだけで補う必要はありません。いちごはあくまでバランスのよい食事の一部として取り入れることが大切です。なお、推奨量100mgという数値は、欠乏症である壊血病の予防にとどまらず、体内の抗酸化作用など生理機能を適切に維持するために設定されています。
まとめ
いちごには、ビタミンCをはじめとして、美容と健康に関わる栄養素が豊富に含まれています。旬の季節にはぜひ食べたい果物です。非常に傷みやすいため保存方法の工夫や食べ方でより効果的にいちごの栄養を摂りたいものです。
「いちご」と関連する病気
「いちご」と関連する病気は1個あります。
各病気の詳細などはリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
アレルギー関連の病気
いちごアレルギー
「いちご」と関連する症状
「いちご」と関連している、似ている症状は2個あります。
各症状の原因などはリンクから詳細記事をご覧ください。
関連する症状
下痢
腹痛むくみ
参考文献
日本人の食事摂取基準(2025年版)(厚生労働省)
日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(文部科学省)
European Medicines Agency (EMA)
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