夫の態度に限界を感じた
さらに1時間後。深夜0時。予報通りの暴風雨です。私はもう一度だけ、最後の慈悲として電話をかけました。
「いい加減にして。今どこにいるの?」
「……あ? まだ店だよ……。お前、さっき帰ってこなくていいって言ったじゃん……」
「もういい本当に今日は家に入れないから。もう一緒にいたくない」
「わかったよ! 一緒にいたくないんだろ。わかったわかった。好きにしろよ!」
逆ギレ。いつものパターンです。 彼は一方的に電話を切り、その後は何度かけても電源が切られているのか繋がりませんでした。
私は玄関へ行き、重い金属の音を立てて、ドアチェーンをしっかりと、奥まで差し込みました。
「……もう知らない。頭冷やしてよね」
あとがき:導火線に火がついた瞬間
ついに、なおが行動を起こします。決定打となったのは、家を守る妻への「家で寝ているだけ」という無神経な一言。命を育む尊さと大変さを無視された時、愛は一瞬で冷めるものです。外の暴風雨は、なおの激しい怒りと、これから恭司に降りかかる「報い」の象徴。
チェーンをかける重い金属音は、彼女が自分自身と赤ちゃんの尊厳を取り戻すための号令なのです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

